■〔質問〕七宗町に食品を扱うスーパーの誘致について
古田好文 議員
私は町民の皆様から、食品が買えるスーパーが何もないので困っていますといったお話を幾度もお聞きし、本当に不便で日々の生活が困難な町になりました。
私は多くの町民の声と受け止めております。
この件に関しまして、誰しも聞いていることと思いますが、七宗町の高齢者、70歳代の人口、構成比が断トツに高いことに重要視する必要があります。
また、高齢者人口、65歳以上の構成比、平成22年、36.5%、第五次総合計画より、令和2年、46.1%、国勢調査より、約2人に1人が高齢者となっております。
現在、移動手段は自家用車中心ですが、今後は運転免許証の返納など運転されない方は増加し、シニアカーに頼る人口は増えております。
シニアカーの開発も進み、走行距離が20キロから30キロが可能で、行動範囲も広がっております。
現在、バスにより川辺町のスーパーピアゴへ送迎を行っておりますが、これも生活支援の一つではございますが、町の経費を使い、他の町で買い物をさせていることにやや疑問を感じております。
私は、町民の快適な生活支援において、早急に食品スーパーの誘致を進めていただきたく、ここにお願い申し上げます。
無条件誘致では企業も前向きになれず、優遇は必要になりますが、町内には至るところに空き地があり、土地の活用として個人所有の土地を無償提供のお話もいただいております。
大きな店舗でなければ食品スーパーの生活道や路面店への誘致は可能と考えております。
また、ロックタウンプラザは第三セクターであり、町政の経営者の最高責任者でありますので、積極的な行動をお願いいたします。
当立地は七宗町の玄関であり、施設の改善により活性化、相乗効果で売上げ向上を望める可能性の十分ある施設と提案させていただきます。
食品スーパーの路面店への誘致同様に、成果によってはロックタウンプラザ神渕支店の展開も考えられるのではないでしょうか。
七宗町の予算を大きく費やすことなく行える業務と私は考えております。
町政にお尋ねいたします。
七宗町へ食品スーパーを誘致する地域の活性化計画、もしくはお考えがございましたらお聞かせ願います。
◇答弁
参事兼ふるさと振興課長 林佳成
近年、生鮮食品を取り扱う商店がなくなり、町民の方々がご苦労されていることは十分認識しております。
また、町民の方からスーパーを誘致して欲しいとのお手紙を頂いたりして、事の重大さを痛感しております。
しかしながら、その問題の解決する打開策は、今なお模索しているところであり、大変危惧しているところでございますが、平成29年10月4日から神渕地区と葛屋、室兼地区の方々を対象に関方面へ、平成31年4月4日からは葛屋、室兼、本郷地区を除く上麻生地区と川並、中麻生地区の方々を対象に本郷地区へ、令和4年11月2日からは勝、大柿、分郷、平地区の方々を対象に白川方面へ,それぞれ買い物支援バスを走らせ、今年5月からは追洞、飯高、本郷、戸刈、樫原、野々古屋、中麻生、芝地区の方々を対象に川辺方面へ生活支援バスを七宗町社会福祉協議会の事業として走らせ、買い物を主体とした生活支援をお願いしているところでございます。
また、移動販売事業用の車両購入に伴う補助金制度を整備し、今日までに1件の事業採択を行い、事業展開を行っているところでございます。
さて、ご質問にあります食品スーパーの誘致につきましては、今までにもコンビニ店の進出などのお話はありましたが、地域的なことや人口的なことが要因で次に進むことが出来ず、今日に至っているのが現状であり、引き続き、各方面との連携や調整を図って参りたいと考えますが、現時点でスーパー誘致やそれに伴う活性化計画についてお示しできるものはございませんので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
また、議員が言われる「生活道や路面店なら誘致が可能」であるのであれば、是非、その策をご教示いただきたいと存じますとともに、ロックタウンプラザ神渕支店の経営展開につきましては、第3セクター有限会社七宗町ふるさと開発の事業展開となりますので、ここでの答弁は控えさせていただきますが、取締役会等で協議できるものと思いますので善処させていただきます。
そして、本来、道の駅は、「安全で快適に道路を利用するための道路交通環境の提供と地域のにぎわい創出を目的として整備されている施設」であることから、道の駅ロック・ガーデンひちそうに隣接するロックタウンプラザを食品スーパーや地域の特産品を多く取り扱うような施設に代えていくことも必要であると感じておりますので、引き続き検討して参りますことをお伝えさせていただきます。
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