〔令和5年度〕七宗町 決算報告(2)

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■歳出(使うお金)
一般会計の歳出内訳は、グラフ(2)(目的別)に示したとおりです。歳出で最も大きな割合を占めているものは、総務費で、8億5,242万円(歳出の27.2%)が支出され、ひちそうまちづくり基金積立金や公共施設等解体基金、バス運行委託料などに支出されました。
次に多いのは、民生費の7億6,378万9千円(歳出の24.3%)で、住民税非課税世帯等臨時特別給付金や心身障がい者福祉費扶助費、介護保険事業繰出金、後期高齢者医療療養給付費負担金などに支出されました。
次いで、教育費の3億3,082万8千円(歳出の10.5%)で、七宗町体育館解体工事設計委託料や統合小学校改築工事設計業務委託料などに支出されました。
次に多いのは、諸支出金の2億4,770万4千円(歳出の7.9%)で、簡易水道事業会計や下水道事業会計への出資金や補助金に支出されました。
その他、歳出額の大きなもので、公債費の地方債(※3)の元金及び利息の償還金2億369万2千円、土木費の大柿橋修繕工事3,120万円や、消防費の可茂消防事務組合負担金1億147万4千円などに支出されました。

※3…地方債　都道府県や市町村などの地方公共団体が財政収入不足を補うために国や金融機関から借り入れる借金

◎町民1人あたりが受けるサービス(891,034円)

令和6年4月1日現在　人口3,244人
※総歳出額を総人口数で割った値となります。

■特別会計の決算状況

■公営企業会計の決算の状況
公営企業会計として簡易水道事業会計、下水道事業会計があります。各会計の決算概要は次のとおりです。

※収益的支出には現金の支払いが伴わない減価償却費などが含まれるので、収支が赤字であっても必ずしも現金(資金)が不足しているということではありません。

III.借金の状況

■地方債残高と償還額の推移(一般会計)

一般会計における借金(地方債)の総額は、令和5年度末で10億6,527万2千円です。町民1人当たりに換算すると、約32万8千円となります。
このグラフを見ると、現在、地方債の借入を最小限に抑えており、町の借金(地方債残高)も少しずつ減少してきているのがわかります。しかし、今後、施設の老朽化が進んでいき、一斉に施設の更新費用がかかることが予測されているため、町の財政は未だ厳しい状況が見込まれます。

IV.令和5年度に実施した主要事業
・七宗町観光マップ作成委託料　69万円
・町単林道改良天王山線待避所新設工事　791万円
・竹林整備委託料　214万円
・町道下市場葉津線舗装修繕工事　585万円
・町道寺洞線災害防除工事　1,471万円
・林道等維持修繕工事　218万円