◇[答弁]町長 加納福明
私の東日本大震災へのボランティア活動の参加につきましては、町長に就任する前のことで、被災地の復興と、被災者の皆さんが一日でも早く元の生活を取り戻してほしいということと、どんなお手伝いや作業でもやるという強い志を持って、2回参加させていただきました。
その経験は私の生涯の糧となり、町長に就任してからも、その志を持って行政運営に携わっております。
市川議員におかれましても、ぜひ強い志を持っていただき、今からでも遅くないので、ボランティア活動に参加され、元消防団役員の経験も生かされて、地域住民、自主防災組織の今以上の組織力強化に努めていただきたいと思います。
また、能登半島地震における支援につきましては、ささつな自治体協議会での災害支援協定により、志賀町に大至急必要とする物資をお聞きし、短時間のうちに職員が管内を走り回って物資を集め、1月8日早朝に、市川議員は参加されませんでしたが、ほかの議員の皆さんには寒い中協力していただき、トラックへ積み込み、ブルーシートを320枚、インスタント食品1,200食、土のう袋500個を志賀町へ届けることができました。1月8日は祝日でしたが、関係職員、議員の皆さんの熱い思いの中、被災者へ支援が始まりました。
その後も、国の要請による、岐阜県の対口支援市町村である輪島市並びに中能登町へ、岐阜県からの要請を受け、職員12名が2人ペアで41日間にわたり支援していただきましたが、今回、出発するにあたり、私から「あなたたちもきっとつらい作業があると思いますが、被災されている方々はそれ以上につらい思いですので、しっかりと頑張って活動してきてください」と全員に言って出発していただきました。
宿泊施設から往復4時間程度の道のりの中、避難所へ通い業務を行ってきましたが、帰庁後それぞれが現状や業務内容、避難されている方の心境など、復命を受け、その内容はいろいろな機会において町民にお知らせしてきましたし、参加した職員は大きな経験となり、本町の有事が発生した場合には、中心となって活躍していただけるものと確信をしております。
私自身もボランティア活動に参加した経験や、防災に対する思いは強く持っており、町長就任後、すぐに防災河川カメラ12基の設置、停電対策であるライフライン事業に着手し、現在も継続し事業を推進しております。
また、今年度は有事の際、飲料水確保と火災における水利確保のため、本郷地内に飲料水兼用耐震性貯水槽の設置を進めております。
連携につきましては、先般9月4日に可茂ダンプトラック協同組合と新規の災害協定を締結し、私が町長に就任してから、防災に関する協定は10件契約を締結してまいりました。
災害協定を締結することが全てではありませんが、多くの市町村や民間団体と災害連携協定を結ぶことによって、有事の際に1人でも多くの町民の生命財産を守れるよう進めております。
◇質問者の所見
町長の熱い思い、しっかりと受け止めさせていただきました。
自主防災のほうも、これからしっかりとまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
町としても、自主防災の支援ですとか、助成のほうをしっかりと行っていただきますようお願いいたします。
あと、もう一点ですけど、1月8日の日ですけど、私もトラックの積込みのほうは手伝いに伺わせていただきましたので、その旨、ちょっとご修正のほうをお願いいたします。
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