令和6年度 予算概要(1)

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■一般会計当初予算　33億6,000万円
本町の令和6年度当初予算として、若者の転出抑制と少子化対策として子育て世帯向けの町営住宅建設をはじめとして、災害時に使用できる飲料水兼用耐震性貯水槽新設工事、町道万場杉洞線のり面のコンクリートブロック積工と落石防護柵の施工、電線付近の支障木伐採を行うライフライン保全対策事業、大柿橋の修繕工事及び飯高橋の歩道橋修繕工事の継続など、七宗町第五次総合計画の基本コンセプトである「住みたい帰りたい訪れたい美しいまちひちそう」の実現に向けた予算編成を行いました。
令和6年度一般会計当初予算総額は歳出の増加に伴い、対前年度から2億9,300万円増加し、令和元年度以来の最高水準となりました。財源の内訳については、自主財源は繰入金の増加等により前年比1億7,411万1千円増の11億7,068万1千円、依存財源についても国庫支出金等の増加等により前年比1億1,888万9千円増の21億8,931万9千円となりました。今後も継続的な歳出の増加が見込まれるため、貴重な財源を効率的に執行するとともに財源確保に努めてまいります。
今後の経済状況を予測すると町税等の大幅な増収は見込めず、また、施設の老朽化が類似団体と比較しても高く、一斉に施設の更新費用がかかることが予測されるため、施設の移設や解体にむけて基金の積立を行っております。他にも町が抱える過疎・少子高齢化の影響などによる課題は山積しており、今後も一層厳しい財政状況が続くことが予想されます。
今年度も将来の世代に負担をかけないよう、地方債の借入を最小限に抑え、持続可能なまちづくりの事業を展開し、七宗町第五次総合計画を基に安全で便利な生活基盤や、思いやりのある地域福祉づくりを目指して予算編成を行いました。

◇令和6年度予算は
・一般会計　33億6,000万円(対前年比9.6%)
・特別会計　12億5,511万円(同2.9%)
・総額　46億1,511万円(同7.6%)
以上の予算が、3月定例議会で慎重に審議され原案どおり可決されました。

《令和6年度　一般会計予算・内訳》
◇歳入
歳入の地方交付税は、対前年度と比べて3,704万5千円減(2.4%減)を見込み、全体の44.0%となりました。町税は、町民税の定額減税や固定資産税の減額により1,325万5千円減(2.4%減)を見込みました。
国庫支出金は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の追加等により1億837万9千円増(53.8%増)、町債(借入金)は、簡易水道事業の工事費の減少に伴い330万円借入額を減らし、対前年度から5%減となりました。
繰入金については、ひちそうまちづくり寄付金の取り崩しの増額により2億3,326万円増(148.2%増)となりました。