■[質問]食品スーパー誘致について
古田好文 議員
昨年11月より現在までに、数社の食品スーパー本社へお伺いし、出店のお願いをしてまいりました。
結果は残念ながら、よい回答を得ることはできませんでした。
各販売会社の共通する問題点は、人口が3,240人、5月1日現在の点と、私から提案する土地物件1,000坪未満、500坪未満では狭過ぎるということでした。
販売会社側では、食品スーパー単独では集客が困難であり、併設する店舗、カフェ、飲食店、日用雑貨店、共同出店するためにも、現在は最低3,000坪以上の出店条件であるということでした。
今後も、食品スーパーの誘致は手段を考慮して、空き地への誘致だけではなく、町内の各施設の利活用も含め、出店販売会社側との便宜も図り、進めたいと考えております。
そこで町政へお伺いいたします。現在、利活用できそうな物件、施設、空き地等、御提案いただけないでしょうか。
4月下旬の新聞には、県内市町村で七宗町が消滅する可能性の上位になっている記事が掲載され、今後も空き地物件が増えると思われます。ぜひ御教示お願いいたします。
■[答弁]
参事兼ふるさと振興課長 林佳成
日頃から食品スーパーの誘致に対し、御尽力を賜りありがとうございます。
さて、御質問にもあります食品スーパーの誘致については、人口規模や面積要件等の条件が厳しく、出店することが難しいことがお分かりいただけたものと存じます。
なお、利活用ができそうな施設や3,000坪(約1万平米)以上の広い空き地を提案いただけないかとの御質問ですが、現在のところ、利活用ができる施設や広い土地はございませんので御理解いただきますようお願い申し上げます。
■[再質問]
古田好文 議員
少し寂しい答弁でしたが、現状の厳しさは理解できました。
そこで、町の活性化には、道をつくり、食品スーパーをつくり、学校、病院ということは誰しも分かっていることと思いますが、今、行政の進めている道づくりのことで、町民の便宜がいい、人、車の安心安全を考えてのことはよいことと理解しております。
私はこの機に、相乗効果を出すことが重要と考えております。
例えば国道41号線、可児金山線道路沿いに、共同出店を含む食品スーパーの誘致を今から道づくりと並行して進めることが、町の活性化の重要なポイントと提言いたします。
そこで加納町長へお尋ねいたします。
町内の道路沿いに、食品スーパー誘致による活性化を図るお考えをぜひお聞かせ願います。
■[答弁]
参事兼ふるさと振興課長 林佳成
町内の道路沿いにスーパーを誘致し活性化を図る考えについてのお尋ねでございますが、現在、町内において行っている道路工事については、雨量規制による通行規制や災害時等における交通寸断リスクの解消と周辺地域へのアクセス向上に寄与することを目的に実施しているもので、食品スーパーの誘致を鑑みながら実施しているものではないことを御理解ください。
しかしながら、道路整備が完成した暁には、町民が安全で安心して往来できることはもちろんのこと、七宗町を訪れる観光客の増加や交流人口が増加し、地域が活性することを願っているところでございます。
また、議員が言われるように、地域活性化には、食品スーパーの誘致を含め、幾多の要因が必要であると考えます。
今後も、道路整備をはじめ、各方面から町の活性化について取り組んでまいりたいと考えますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
■[再々質問]
古田好文 議員
今まで私は再三にわたり、食品スーパー誘致についての質問に、その規模等も含め、満足のいく回答は今回も含め、得られませんでした。
そこで、1点町長に質問いたします。
現在、町内には食品を扱うスーパーは少なく、町民の方々は日常的に食品を求めるのに苦慮されています。店舗の規模にかかわらず、現状、道路関係なく、どのような施策をもって進められるのか、いま一度お考えをお伺いしたいと思います。
■[答弁]
町長 加納福明
民間スーパーなどの町内への進出につきましては、大変ありがたいことですので、積極的な応援や支援などを行っていきたいと考えておりますが、行政から特定のスーパーなどへの積極的な働きかけや土地のあっせん等、誘致は考えておりませんのでよろしくお願いいたします。
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