文字サイズ
自治体の皆さまへ

結成 やおつ減塩調査隊 食生活改善推進協議会

19/32

岐阜県八百津町

八百津町では、高血圧症の発症や重症化に伴う心臓病や脳血管疾患が非常に多く、高血圧症の要因である塩分摂取量も基準値を超えていることがわかっています。
そこで、町民のみなさまに減塩方法を啓発し、高血圧症の発症や重症化を防ぎ、病気で苦しむ人やその家族を一人でも減らすことを目的とし、「やおつ減塩調査隊」を結成しました。
「一人でも多くの人が生涯健康で長生きしてほしい」という願いをかなえるために、地域の方へ、家庭でできる減塩の工夫をお伝えし、減塩の輪を広げていきます。

■塩分勉強会を実施
減塩活動を行うにあたり、食生活改善推進員を対象に「塩分勉強会~広げよう!減塩の輪~」を開催しました。保健センターの保健師から、高血圧に関する基礎知識や八百津町の現状について、管理栄養士からは減塩方法の紹介、その実演を行いました。

■町の現状を変える
令和4年度八百津町国民健康保険の一人あたりの医療費は、48万7千327円で県内第1位となっています。
県内で一人あたりの医療費が最も少ない白川村との差額は、なんと15万4千470円です。
※令和4年度岐阜県市町村国保医療費の地域差分析より抜粋
また高血圧治療にかかる入院費用は県内第4位、外来診療にかかる費用は県内35位となっており、外来診療に比べて、入院費用が他市町村より高額になっています。
※KDBシステムより抜粋
他市町村の外来診療に比べて、入院費用が高額になっていることから考えられることは、外来受診していない、あるいは定期通院で継続的に内服管理ができていないということです。そのため、高血圧症が重症化して初めて受診することで、入院にかかる医療費が一気に跳ね上がっている、と推測されます。
私たち一人一人の、毎日のちょっとした減塩意識の積み重ねが大切です。「自分は大丈夫!」から「自分は、家族は、大丈夫?」に意識を変えてみましょう。

■減塩調査隊の活動
やおつ減塩調査隊では、「減塩レシピを広報やおつに掲載し、献立の一品を提案」「教室やイベントなど、住民が集まる場での減塩啓発活動」などを行っています。
規模は問いませんので、教室などのご希望があれば保健センターへご連絡ください。
(【電話】43-2111内線2562)

■減塩クイズ!
○第1問
ラーメンの汁を2/3程度残すと、何gの塩分がカットできる?

○第2問
ソースを“かける”のと、“つける”のとでは、どちらが塩分が少ない?

(参考)1日の推奨塩分摂取量…男性7.5g未満 女性6.5g未満 ※厚生労働省

○クイズの答え
第1問…およそ3.3g
第2問…つける(差0.7g)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU