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No.128 シリーズ 教育の窓 いどむ やりぬく 思いやる 八百津町立八百津中学校

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岐阜県八百津町

1.はじめに
八百津中学校は、学校教育目標「いどむ やりぬく 思いやる」のもと、日常を大切に生活しています。

2.いどむ 日常生活とつなげて〝いどむ”~八百津中体育祭~
日常の姿を磨くことが、体育祭成功につながると考え、生徒会を中心に日常生活の質の向上にこだわりました。整えられた教室、時間通りに始まる授業、落ち着いた休み時間、日常のひとつひとつが、体育祭の集中した取り組みの姿につながりました。
また、学年練習では、生徒が中心となり練習を進め、仲間の姿を認め、励まし、時には喝を入れ、子どもたち自身の手で進める姿がとても印象的でした。
自ら考え、主体的に動いた子どもたちは、体育祭の取り組みを通して、よく鍛えられました。
子どもたちは、自分たちのやるべきことを自分たちで考え、体育祭の成功のためにひたむきに取り組みました。これは、コロナ禍においても、アフターコロナとなった今年度も変わりません。環境がいかに変わろうとも、物事の本質は決して変わらないことを子どもの姿から感じました。

3.やりぬく たとえ困難でも〝やりぬく”~部活動~
6月から7月にかけ実施される中体連にむけ、どの部もひたむきに練習に取り組みました。基礎的な練習は特に苦しいですが、最も効果的に力をつける練習だと考え、熱心に取り組んでいました。練習だけでなく、競技に向かう姿勢や生活態度も技術向上には必要であり、先輩やコーチへの態度、あいさつ、仲間への温かな声かけなどがんばっている姿がみられました。
大会は、今年度からコロナ規制が緩和され、多くの保護者の応援の中で行われました。強豪チーム相手に、最後まで粘り強く戦った男女バスケットボール部。惜しくも県大会出場を逃した野球部、サッカー部。そんな中、バレー部は見事、県大会に出場しました。また、剣道部、ソフトテニス部は、個人で県大会に出場し、卓球部は、個人で東海大会まで進みました。陸上競技は個人で2人が東海大会へ、1人が全国大会に進むなど、学校全体として、昨年度以上の成績を収めることができました。吹奏楽部は、この1年で銅賞から銀賞へとレベルアップしました。
中体連後は、どの部も新チームでの活動が始まり、新たな目標に向かって練習に励んでいます。

4.思いやる 親子で〝思いやる”~親子ふれあいお弁当づくり~
八百津中PTAでは、夏季休業期間に、親子で調理をすることを通して、親子関係を深めるだけでなく、食について共に考える機会をもてるよう、親子でお弁当づくりに取り組みました。具体的な取組方法は、次の(1)~(4)のコースから一つ選び、家族の誰かのためのお弁当づくりをするというものです。
(1)まるごとお弁当づくり
子どもが、献立、買い出し、調理、弁当詰め、片付けまで全部行うお弁当づくり。
(2)親子でお弁当づくり
親子でいっしょに、献立、買い出し、調理、弁当詰め、片付けまで行うお弁当づくり。
(3)お手伝いお弁当づくり
親がつくるのを子どもが手伝う。または、子どもがつくるのを親が手伝うお弁当づくり。
(4)ちょこっとチャレンジ
お弁当の一・二品だけ挑戦。卵焼き・ごはんを炊くなどに挑戦するお弁当づくり。

〔保護者の声〕
「このような企画がなければ、子どもがお弁当や料理を作ることがないと思うので、大変ありがたい企画でした。料理をやらせたいと思うけれどお互い時間がなく、長期休みにできたのが良かったです。(他のお弁当づくり報告書も見ることができて)他の家のお弁当づくりが、今後のメニューの参考になりました」

5.最後に
近年、子どもをとりまく環境は激変し、学校教育も大きな影響を受けることがあります。しかし、どの子にとっても、中学3年間は一度しかない大切な時間です。そのことを職員は肝に銘じ、社会がどう変わろうと、子どものためにやらなければならないことはやりきる、子どもの学びを決してとめない、子どもたちが「八百津中学校で学べてよかった」と思える教育活動を継続していく強い意志を持ち、日常を大切にし、日々子どもたちと向き合っていきます。

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