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八百津だんじり祭り/久田見からくり祭り

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岐阜県八百津町

町を代表する二大祭り、「八百津だんじり祭り」「久田見からくり祭り」が4年ぶりに開催されました。

4月9日(日)に行われた八百津だんじり祭りの本楽では、朝早くから「ワッショイ」の掛け声が晴天に響き渡り、役場前に三輌のだんじり(山車)がそろい踏みしました。その姿は、人の海に浮かぶ一隻の舟。集まった人々から祭りの再開を喜ぶ拍手と歓声が上がりました。
須賀祭典保存会の神馬を先導に、役場前から大舩神社に向かう道中は、みなさまもご存知の見どころばかり。直角カーブを曲がるてこ捌き、法被姿の十六人衆をはじめとする住民の熱気、石畳を駆け上がる勇ましい音。「本郷組」「黒瀬組」「芦渡組」それぞれが命を燃やすようにだんじりを引く光景に、思わず目頭が熱くなりました。
県外から見物に来たという男性は「コロナ禍を乗り越えて、歴史をつなぐ姿に感動した」と、だんじりの姿を目に焼き付けていました。

4月16日(日)には久田見からくり祭りの本楽が、神明神社と白鬚神社で開催されました。太鼓や笛の祭囃子が鳴り響き、六輌の山車が各集落から引き揃うと、集まった見物客から歓声が上がりました。
そして見どころである「糸切りからくり」。薄野は『那須与一』、小草は『獅子舞・ハヤブサ消防団テレビ化大ヒット祈願』、中盛は『昇り龍』、入野は『花咲じいさん』、野黒は『G7広島サミット』、後ロ松坂は『お化け屋敷(ろくろ首)』と題したからくりを奉納。
今回はコロナ禍もあり、六輌のからくりが一斉に披露されました。その様子は見るも賑やかで、見物客もその一瞬を逃すまいと目を皿にしながら楽しみました。ある女の子が「こっちの二つのからくりを撮るから、お母さんは向こうを撮って。全部見たいの」と見守る姿に思わず微笑み、地元に愛される祭りが帰ってきた喜びを噛みしめました。

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