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自治体の皆さまへ

No.126 シリーズ 防災安全 ハザードマップをご存じですか?

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岐阜県八百津町

今年も雨が多く降る季節が近づいてきました。これからの季節は例年、全国各地で大雨による災害が起こりやすくなりますが、そんな時にこそ活用して欲しいのが「ハザードマップ」です。ハザードマップという言葉自体は聞いたことがあっても、具体的にどんなものなのかいまいちピンとこない方もいらっしゃると思います。そこで今回のシリーズ防災では、ハザードマップについてご紹介します。
ハザードマップとは、「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」のことであり、八百津町でも平成24年に「土砂災害ハザードマップ」を作成しています。そして昨年、この土砂災害ハザードマップの内容に修正を加えるとともに、木曽川・飛騨川・飯田川についての洪水情報を加えた新たなハザードマップを作成しました。
このハザードマップでは、大雨の際に土石流や地すべり、がけ崩れ等の土砂災害の危険性が高い箇所を黄色あるいは赤色で着色してあります。黄色の部分は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)といい、「土砂災害により住民等の生命または身体に危険が生ずるおそれがある区域」です。赤色の部分はさらに危険度が高い土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)といい、「土砂災害により建築物に損壊が生じ、住民等の生命または身体に著しい危険が生ずるおそれがある区域」とされています。もしも、みなさまのお住まいの地域が、黄色や赤色に着色されている区域内の場合は、大雨による土砂災害の危険性が高い地域ということになりますので、大雨が予想される場合は、気象情報等に注意して早めの避難を心がけるようにしてください。
また、避難所に向かう道中が黄色あるいは赤色に着色されている場合もあり、普段なら通れていたはずの道が通れなくなっている場合があります。緊急時に慌てることがないように、お住まいの地域だけでなく、避難先やそこに行くための道についても、黄色や赤色に着色されていないかどうかを日頃から確認しておくようにしてください。そして、普段通る道が危険な箇所である場合は、安全に避難するための別の道を探しておくようにしてください。
ハザードマップは、土砂災害などの自然災害から身を守るための重要な地図です。有事の際に慌てることがないように、日頃から内容を確認していただき、これからの季節への備えとしてご活用ください。

問い合わせ:防災安全室
【電話】43-2111(内線2232)

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