町を代表する二大祭り、「八百津だんじり祭り」と「久田見からくり祭り」が今年も開催されました。
4月13日(土)の八百津だんじり祭り試楽では、八百津大橋の上に、「本郷組」「黒瀬組」「芦渡組」のだんじり(山車)がひき揃えられました。その姿はまさに、木曽川に浮かぶ一隻の大きな舟。集まった観客から拍手が上がりました。
翌日の14日(日)に開催された本楽では、はじめに役場前にすべてのだんじりがそろい踏みしました。大きなだんじりが十六人衆の力でぐるりと方向転換すると、人々から感嘆の声が上がりました。
そして、須賀祭典保存会の神馬を先導に、役場から大舩神社へ向かう道中は見どころ満載でした。本町通りへの直角カーブを曲がるてこ捌きや、神社の石畳を駆け上がる際の男たちの勇ましい掛け声。特に、力を合わせて石畳を上る場面では、観客から「がんばれ!」の声援が聞こえ、祭りは盛り上がりを見せました。
4月21日(日)には、久田見糸切りからくり祭り」が神明神社と白鬚神社で開催されました。神社へ向かう道中では、太鼓や笛の祭囃子が空高く響き渡りました。
最大の見どころであるのが「糸切りからくり」。映画やスポーツ、伝承といったさまざまな切り口のテーマでからくりが展開しました。花吹雪が舞ったり、紙飛行機が飛んだり、丁寧に組み上げられた仕掛けに観客から拍手が送られました。最後には、祭り存続の願いや、被災地復興の願いが込められたプレートも披露されました。
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