■片付けで防災!?
部屋の片付けと災害時のリスク軽減は、実は無関係ではありません。部屋を整理整頓することで、地震発生時に、高い場所から物が落下する危険を減らすことができる上、非常時に必要な物をすぐに見つけることができるようになります。年末の大掃除を機に、「お片付け防災」に取り組んでみませんか。
▽「お片付け防災」のポイント
・POINT 1 物の配置編
丁寧に収納しても、見つけにくい場所にあったり、収納した人しか場所が分からなかったりしては、緊急時にすぐ対応できません。定位置を家族全員で共有しましょう。また、使用頻度・出し入れのしやすさなどを考えて物を配置し、動線を短くする工夫をしましょう。
・POINT 2 お風呂・洗面脱衣所編
お風呂場や洗面所にあるガラス製の容器やカミソリなどは、地震の揺れで落下することがあり、足の裏をけがする要因となります。落下する危険性の少ない場所に収納するなど対策を行いましょう。
・POINT 3 キッチン編
キッチンの収納棚は、目線より高い位置に設置されている場合が多く、頭上から物が落下する危険などがあります。そのため、軽い物は上に、重い物は下の収納棚に片付けることを日頃から心がけましょう。
・POINT 4 寝室編
就寝中はとっさの判断がつかないため、避難の際に倒れて避難経路をふさぐ可能性のある物は、なるべく置かないようにしましょう。また、家の中で災害時に被災の可能性が低い部屋を作ることで、自宅での一時避難に役立つことがあります。
・POINT 5 収納スペース編
収納スペースに物が多いと、防災グッズを置く場所がなかったり、他の物に紛れて見つけにくくなったりします。不用品を処分して場所を確保し、防災グッズをすぐに取り出せるように収納しましょう。
問合せ:防災安全課
【電話】内3442
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