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[新春対談]夢を叶えた可児っ子からのメッセージ

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岐阜県可児市

可児市出身の中日ドラゴンズ勝野昌慶投手と市長が、可児で育つ子どもたちの夢をテーマに語り合いました。進行役は、可児市ふるさと応援番組「いきマイ+(プラス)」でおなじみの丹羽光代さんです。(文中、敬称略)

■プロ野球選手になるという夢
丹羽:勝野投手、冨田市長、あけましておめでとうございます。
勝野・市長:あけましておめでとうございます。
丹羽:今回、どうして勝野投手にお越しいただいたのでしょうか。
市長:平成30年にお話をした際に、夢を持っている可児っ子を応援したいとおっしゃっていて、メッセージをいただけたら可児っ子たちが喜ぶと思い、来ていただきました。
丹羽:勝野投手は7歳の時に野球を始められたとのことですが、どんなきっかけがあったのでしょうか。
勝野:小さい頃から、テレビや球場で試合を見ていて野球に興味があり、幼なじみから誘われて少年野球チームに入りました。
丹羽:野球と学業との両立は、いかがでしたか。
勝野:小さい頃から塾に通っていたので宿題をしたり、特に小中学生の時は家に帰ってから、毎日、自主トレーニングをしたりしていました。練習して宿題して寝てというのが、毎日のルーティンでした。
丹羽:支えてくださった家族の存在も大きかったですか。
勝野:母親も父親も厳しかったのですが、今思えば、プロ野球選手になれたので、本当にありがたいなと思います。また、コーチや仲間など巡り合った人も良かったなとすごく思っています。
丹羽:そんな厳しい親御さんから逃げたいと思ったことはなかったですか。
勝野:人から言われるとすぐイラっとして感情的になることもたくさんあり、逃げたいと思うこともありました。その時は、見返してやるっていう気持ちで練習していました。
丹羽:高校を卒業し、社会人野球を経て、小さい頃からの夢であるプロ野球選手になられましたが、途中で諦めそうになったことや、つらかったことはありましたか。
勝野:社会人野球2年目に肘をけがした時は、ドラフトの順位にも影響する年だったので、かなりショックでしたし、自分が思っていたより治りも悪かったので、その時は少し諦めかけたというか、心が折れそうになりました。
丹羽:今後、プロ野球選手としての目標はありますか。
勝野:チームの顔になりたいっていうのもありますし、日本代表にも選ばれる選手になりたいなと思っています。
市長:けがをして心が折れそうになっても、夢を叶えたというのは、相当の努力があったと思います。野球の才能と努力、その2つがあったからこそプロ野球選手になれたのですね。また、日本代表や中日ドラゴンズの顔になるという新しい夢ができて、夢を追いかけ続ける気力は素晴らしいと思います。

■可児市について
丹羽:子どもの頃に可児でよく行っていた場所はありますか。
勝野:塩河の公園です。そこで父親と練習をしていました。
丹羽:学生時代の得意教科や好きな教科は、やはり体育ですか。
勝野:僕、運動神経がすごく悪いので体育が苦手で。だから努力したっていうのもあるのですが。得意な教科は数学で、好きな教科は社会でした。
丹羽:可児市に住んでいて良かったなと思うことや、可児市の魅力ってどんなところだと思いますか。
勝野:自然が多く、子どもが遊びやすいところだと思います。僕も可児川沿いの河川敷を走っていました。ゴルフ場もたくさんあるので他の選手と地元でゴルフもできますね。
市長:身近に可児川や木曽川があるので、日常的に河川沿いを歩いたり走ったりできるのは、ありがたいですよね。外国から来た人に聞いた話ですが、公園など、子どもたちだけで日が暮れるまで遊べる環境はないと言っていました。私たちが普通だと思っている、身近にある公園で遊んだり、河川沿いを走ったりできるところが、良いところかもしれません。
丹羽:昨年は可児市と中日ドラゴンズが、関わりの強い年になりましたね。
市長:中日ドラゴンズさんとは長い間、いろいろなことで協力をさせていただいています。特に昨年は、5月にはパートナーシップ協定を締結し、子どもたちに野球を教えていただいたことを始め、高齢者の健康づくりなどさまざまなことで、中日ドラゴンズさんのノウハウで助けていただきました。10月には、バンテリンドームナゴヤで行われた中日ドラゴンズの最終戦で「住みごこち一番・可児市デー」を開催し、とても記憶に残る年でしたね。

■夢を叶えた可児っ子からのメッセージ
丹羽:最後に、勝野投手から夢を持つ子どもたちや市民の皆さんへメッセージをお願いします。
勝野:まず、目標・夢を持ってほしいなと思います。そして、前向きに取り組んで努力をし続けてほしいです。あとは野球に限らずスポーツ、なんでも楽しむことも大事だと思うので、楽しんでやってほしいなと思います。僕も何か、手伝えることがあればしたいと思っているので、頑張ってください。これからも応援よろしくお願いします。
市長:子どもたちには自分の夢をまず見つけてもらい、努力することを伝えたいです。私たちの役割は、子どもたちが自分の夢を見つけるために、スポーツなどいろいろな経験をしてもらう仕組みを作ることだと思いました。

■可児市の魅力を全国に発信
丹羽:今年はどんな年にしたいですか。
市長:4月から6月にかけて、「全国都市緑化ぎふフェア」という全国的なイベントが、岐阜県で行われます。メイン会場が可児市にあるぎふワールド・ローズガーデンなので、今年は全国から多くの人が、可児市に来てくれます。可児市の歴史や文化、自然の良さを少しでも知ってもらって、可児市のファンになってもらうことが、今年の大きな目標ですね。

対談の様子は、ケーブルテレビ可児でもご覧いただけます。
※詳細は本紙21ページ。

■市役所に勝野投手のサインボールとサイン色紙を展示します。
期間:1月6日(月)~31日(金)の平日
時間:8時30分~17時15分
場所:可児市役所1階 正面玄関前

■勝野昌慶投手プロフィール
平成9年6月12日生まれ
平成30年中日ドラゴンズからドラフト3位指名を受け入団
ポジション・投打:投手・右投右打
経歴:
春里小学校(岐阜東濃リトルリーグ所属)
西可児中学校(中濃ボーイズ所属)
土岐商業高校

問合せ:広報情報課
【電話】内3322

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