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対談 可児ではたらく

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岐阜県可児市

かにっこlabo(ラボ)バスツアー2024※1の受け入れ企業の皆さん※2と市長が、子どもたちに伝えたい企業の魅力や可児で働くことをテーマに語り合いました。
進行役は、可児市ふるさと応援番組「いきマイ+(プラス)」でおなじみの丹羽光代さんです。(文中、敬称略)
※1…子どもとその保護者が市内企業を訪問し、工場や作業場の見学、ワークショップを通して、地元企業の魅力や優れた技術力を肌で感じ、地元の″カッコイイ″仕事を体感するバスツアー
※2…共栄鋼材株式会社 松本英之さん、株式会社ISSダイニチ 後藤修さん・井原優さん

■かにっこlaboバスツアーについて
丹羽:今回、どうして2社にお越しいただいたのでしょうか。
市長:子どもたちが、バスツアーにどんな印象を持ったかや、企業さんが、受け入れてみてどうだったかを聞きたいと思い、来ていただきました。
丹羽:バスツアーはどのような内容で行いましたか。
松本:共栄鋼材は、世界中の自動車部品用の鉄を切る加工をする会社で、工場見学では、鉄が切れる迫力を体感してもらいました。また、穴を開けた鉄とライトで、オリジナルライトを作ってもらいました。当社も想像しなかった、子どもたちの発想に驚かされました。
後藤:ISSダイニチは、金属を削って部品を作る会社で、金属を削る加工機を使って、キーホルダーを作ってもらいました。それから、実際に社員が行っている医療機器の検査工程を体験していただきました。
丹羽:参加した子どもたちはどのような感想を言っていましたか。
松本:「純粋に楽しかった」「鉄のものづくりの面白さや難しさも知れた」という感想をもらいました。また、「鉄の会社のイメージが変わった」という、うれしい言葉もいただきました。
井原:「普段見ることのない工場の内部を見学できてとても面白い」と言っていただきました。また、ISSダイニチの作っている製品は、お店で売られておらず、普段目にすることはないのですが、世の中の役に立っている部品を作っていることを、肌身で感じていただけたと思っています。
丹羽:今回、どうして受け入れ企業として参加しようと思われましたか。
松本:地域の小中学生を招いて、ものづくりの大切さを紹介したいという社員の思いがあったので、参加しました。
後藤:工場を開放して地域の皆さんと何か密着することをしたいと、常々思っていました。また、小中学生のうちに、製造業の現場で、ものづくりを楽しんでいる人たちを見てもらうことは、将来、製造業界にとって、非常に有意義なことになると思い、参加しました。
市長:子どもたちが、予想以上に楽しんで、学んで、いろいろな体験ができ、本当に良かったと思いました。また、受け入れる企業さんも、子どもたちに製造業を知ってもらい、いろいろな経験をしてもらうことが大切だと考えてみえたので、市と企業の思いが一致していて、とてもうれしかったです。

■可児で働く魅力
丹羽:バスツアーは、子どもたちやその家族を対象に、地元で働くメリットを知り、市内の企業への若い世代の就業促進につなげようと開催されました。可児で働く魅力や、働いて良かったことは何だと思いますか。
後藤:ISSダイニチは可児工業団地にあるため、お客さまに安心していただけます。事業の継続性があり、ものづくりに集中できる環境が整っていて、非常に素晴らしい場所、地域だと思います。
井原:私は可児市で生まれ育って、現在も可児市に住み、子育てをしています。保育園やキッズクラブなどがあり、子育てをしながら働きやすい環境が整っていると感じています。
松本:自然豊かな場所で、ものづくりに集中できるまちだと思います。可児市を拠点として、世界中の自動車メーカーに鉄を供給するやりがいも感じています。
丹羽:昨年は可児御嵩インターチェンジ工業団地の企業誘致が進みました。今年はどんな1年にしたいですか。
市長:可児市は、災害が少なくて便利な所です。そこで会社を拡張したりするニーズがあるならば、その場所を用意するのが、私たちの重要な仕事です。工業団地の誘致は順調に進んでいます。良い会社が来て、そこで働いてもらい、それが税金という形で、市民サービスに返ってくるので、今後も誘致を進めていきます。

■可児っ子へのメッセージ
丹羽:最後に、可児っ子や若い世代に向けて、メッセージをお願いします。
後藤:可児市は、公共施設や商業施設が非常に多く、名古屋まで電車で1時間程で行けますので、充実しているすてきなまちです。仕事や働くということは、少なからず人生に大きなインパクトを与えます。地元で働く、地元で就職することは、一緒に育った仲間や家族が近くにいる環境で働けるので、幸せなことだと思います。
井原:若い頃は、都会で働くことに憧れていた時期もありましたが、子育てを経験して、私の若い時の選択は間違っていなかったと思っています。もし、小中学生のお子さんたちが大人になった時に、将来どうしようかと悩んだら、今回のバスツアーやこの対談を思い出していただきたいです。
松本:私たち「チーム共栄」は、立場や環境だけじゃなく、お互いに助け合いながらやることを大事にしています。共栄鋼材は、平成12年から可児にお世話になり、可児市の人が多く働いています。チーム可児として、少しでも地域に恩返しできるように取り組んでいきたいと思います。
市長:可児市は製造業に支えられ、製造品出荷額が岐阜県で3番目、世界的に優れた技術を持った企業があると子どもたちに伝えてきました。今回の対談で、働いている皆さんも素晴らしいと改めて気付かされました。可児市には素晴らしい企業がある。そして、素晴らしい人たちに支えられている。可児で働くことの喜びを、もっと子どもたちや保護者の皆さんに伝えていきたいと思いました。子どもたちは、可児市を出て働くという選択もあると思いますが、可児で働く良さをもっと知ってもらい、可児で暮らし働くという選択肢を大切にして、自分の人生を決めてもらえたらと思います。

対談の様子は、テレビやYouTubeでもご覧いただけます。
・ケーブルテレビ可児詳細は本紙19ページ
・可児市公式YouTube「かにチャンネル」
3月7日(金)に配信予定

問合せ:広報情報課
【電話】内3322

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