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山形県 山形市

【社会人スプリンター】
大石 唯(おおいしゆい)さん

◆家族と協力しつかんだ栄冠

令和5年11月に開催されたアジアマスターズ陸上競技選手権大会で4冠(100m、200m、4×100mリレー、4×400mリレー)を果たした大石さん。山形市役所の職員として働く傍ら、2児の父親でもあります。陸上競技の経歴や、仕事・家庭・趣味の時間をどのようにつくっているか話してもらいました。

陸上競技を始めたのは中学校2年生。中学校1年生の時は陸上部のない学校で、野球部に所属していたそうです。
「中学校2年生に学年が上がる時に転校することになり、転校先で仲が良くなった友達に誘われて陸上部に入部しました」
陸上競技の道に進んだのは、もともと足が速かったからという訳ではなく、友達との縁や走ることが好きだったからだそうです。
「小学校の頃は学年で1番ということもなく、中学2年生の時は大会で目立つような成績ではありませんでした。せっかくやるからには頑張ってみようと思って走り込んでいくうちに、中学校3年生で県大会入賞、高校3年生でインターハイ入賞と徐々に成績が残せるようになりました」
高校卒業後は東京の大学に進み、けがに悩まされながらも大学4年時には、日本選手権のリレーで3位を獲得。
「社会人になってからは、練習時間が限られています。子どもがまだ小さいこともあり、妻の協力のおかげで練習時間を確保できているので、中途半端にしないでとことん集中して練習しています。仕事が忙しい時には夜中や早朝に走ったり、フィットネスジムでトレーニングをしたりしています」
その分家族との時間もしっかり取っているとのこと。
「休日は午前中家族で楽しく過ごして、子どもが昼寝をしている時間に走りに行って、家族と過ごす時間を目いっぱい取るようにしています」平日のお昼ご飯は毎日自分でお弁当を作るなど、自分でできることは自分でするようにしているそうです。
「陸上はあくまでも趣味なので、家族や職場の方々に応援してもらえていることに感謝しています」

今年はスウェーデンで開催される世界マスターズ陸上競技選手権を見据えた他、若い世代に勝って国民スポーツ大会に出場することも視野に入れています。父親として幸せな家庭を築きながら、仕事と陸上競技を高いレベルで両立している大石さんの、これからの活躍に注目です。

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