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自治体の皆さまへ

浅野市長所信表明

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※一部のみ掲載。全文は市ウェブサイトに掲載しています
令和5年第1回市議会定例会より

市制施行60周年「持続可能な未来へ」

◆新たな時代への期待
令和2年1月に国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから、3年以上が経ちました。現在も「コロナとともにある」日常が続いています。しかし、この3年間、何も手を打たず、ただ指をくわえていたわけではありません。私たちも進化してきました。
昨年は、実に3年ぶりに開催したイベントや行事も多くありました。私も多くの会場に足を運び、たくさんの方でにぎわう様子を直に見て、「新たな時代」への期待の高さを肌で感じたところです。

◆今後の動向を注視
進化を遂げることができた背景には、感染拡大防止対策にご協力をいただいた市民の皆さん、医療機関や保健所など、全てのエッセンシャルワーカーの皆さんのご協力があっての事であり、改めて感謝申し上げます。
国においては、新型コロナウイルス感染症について、5月8日から「5類感染症」とする方針が示されました。この見直しにより、コロナ禍での生活環境や社会経済活動にも変化が出てくることが予想されます。国の方針を踏まえ、分類の引き下げがなされた後においても、コロナウイルスから命を守るために必要なこと、そして社会経済を回していくために求められる施策の実行など、市としての役割をしっかり果たしてまいります。

◆「隙間」を埋める支援策
一方で、昨年は新たな課題も発生しました。令和4年2月、ロシアによるウクライナ侵攻という「法の支配による国際平和秩序」の根幹を揺るがす事件が勃発し、今もなお世界中に混乱をもたらしています。このほか、円安基調の状況も加わった複合的な要因による原油価格・物価高騰は、その程度や期間を見通すことは難しく、影響が生じている分野に対して対策を行うことは行政の重要な役割の一つであります。
そのため、物価高騰下であっても必要な行政サービスは維持しつつ、国や県の支援の動向を注視し、その上で「隙間」となる部分を埋めるため、必要な支援を適切に実施してまいります。

◆着実かつ堅実な事業の推進
災害対応の拠点整備を大きな目的の一つとして進めてきた新庁舎建設事業に続く、大型プロジェクト「新特別支援学校整備事業」や「新総合体育館・総合運動防災公園整備事業」。完成を待ち望む市民の皆さんのご期待に沿えるよう、長期的な視点を持った行財政運営を念頭に、着実かつ堅実に事業を推進してまいります。

◆デジタル社会を見据えて
これらに加え、デジタル社会を見据えた取組についても、迅速に進めてまいります。デジタル化で市民の皆さんの負担が軽減できるものや、ICTの活用で利便性が向上するものなど、市の業務全般について抜本的な見直しに着手し、デジタル技術を積極的に取り入れるなどして、行政サービスの利便性の向上と効率化へとつなげてまいります。

◆ずっとこのまちで
新庁舎は、今年の秋にグランドオープンを迎えます。その先の持続可能な未来へ向け、幸先の良いスタートを切るためにも、時代の変化を察知し、既存の形にとらわれることなく、新しいことにも果敢にチャレンジしていきます。
市民の皆さん、各種団体、企業、行政のそれぞれが持てる力を発揮して、オール各務原で新たな時代を創っていきましょう。コロナ禍を乗り越え、新たな希望と夢を持ち、「ずっとこのまちで」と思えるまちになるよう、全力で市政運営に邁進(まいしん)してまいります。

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