市内の約半数の世帯に配水している三井水源地の地下水における有機フッ素化合物の濃度が、国の暫定目標値(50ng/L以下)を超過していました。このことについて、公表が遅れ、市民の皆様に多大な不安やご心配をおかけし大変申し訳ございませんでした。
現在取り組んでいる低減対策などについて、進捗状況をお知らせします。
◆行政組織の改正(「水質改善対策室」の設置)
有機フッ素化合物低減対策の恒久的な工事(第二期工事)の実施にあたり、水道部内に、「水質改善対策室」を設置しました。
◆工事の進捗状況(10月6日現在)
有機フッ素化合物の濃度を暫定目標値以下とするため、活性炭による浄化システムの設置工事(第一期工事)を行っています。
この工事では、汲(く)み上げた地下水から遊離炭酸を除去する施設(曝気(ばっき)槽)を利用し、遊離炭酸除去補助剤の一部を活性炭に置き換え、有機フッ素化合物の除去機能を追加します。
曝気槽内にある4池のうち、活性炭を設置した1・2号池は、9月29日に運用を開始。3号池は、10月6日に活性炭の設置が完了し、運用を開始しました。
◆水質検査結果(10月5日現在)
1・2号池の運用開始後の水質検査の結果は、下表のとおりです(3号池は工事中で稼働不可。4号池は活性炭未設置で稼働中です)。
原水…井戸から汲み上げたばかりの水。
原水集合…1本の水道管に集めた複数の原水。
浄水…原水集合に曝気処理や消毒を行い、各家庭に供給する水。
1ng…10億分の1g
◆最新情報は市ウェブサイトから
水質検査の結果や、お問い合わせの多い質問に対する回答など、最新情報を逐一掲載していきますので、市ウェブサイト(本紙QRコード参照)をご覧ください。
詳細:水道施設課
【電話】058-383-7115
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