【販売決定】御膳籾～徳川将軍も食した各務原の米～

1／12

江戸時代、徳川家に献上された米「御膳籾(ごぜんもみ)」は、現在の各務原市域でも作られていました。このたび、当時の施肥の仕方などを参考に稲を栽培し、「美濃國(みののくに)幕領御膳籾」として販売されます。
皆さんも各務原のお米を食べ、このまちの歴史に思いを巡らせてみませんか?

◆御膳籾復活への道のり
昨年の10月から11月にかけて歴史民俗資料館が開催した企画展「御膳籾～徳川将軍も食した各務原の米～」をきっかけに、今年2月ごろ、「御膳籾復活プロジェククト」が発足。ぎふ農業協同組合(JAぎふ)の「この歴史や土地柄を生かして何かしたい」という思いと、市の「地域の米をブランド化し、農業振興につなげたい」という思いから、御膳籾復活に向けた取組が始まりました。
当時の史料(本紙参照)から読み取れる施肥の方法を踏まえ、魚かすをベースにした有機肥料を使った栽培が始まりました。当時は存在しない農薬の使用を極力避けるため、雑草の抑制方法などの課題を乗り越え、農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米として商品化。約3000キログラムが収穫され、今月から販売が始まります。

備考：生産の詳細は、販売元のぎふ農業協同組合ウェブサイト(本紙QRコード)を参照ください

◆ご賞味ください
▽産業・農業祭
日時：11月18日(土)・19日(日)いずれも午前10時～午後3時
場所：岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(下切町5)

▽JAぎふ店舗
販売開始日：11月20日(月)
場所：
蘇原支店(蘇原野口町1)
那加支店(那加前野町4)
稲羽西支店(小佐野町3)
稲羽東支店(前渡西町5)
各務支店(各務おがせ町6)
鵜沼支店(鵜沼西町4)
鵜沼西支店・菜々の里(鵜沼朝日町2)
みどり坂支店(鵜沼東町8)

▽共通事項
価格：
300グラム…150円
1キログラム…450円
備考：JAぎふネットショップや東京にある岐阜のアンテナショップ、ふるさと納税でも取扱予定

◆御膳籾をより詳しく知りたい方へ
歴史民俗資料館の発行する「かかみがはら百科+No.4」では、上記の史料のほか、御膳籾に関する史料を掲載。市ウェブサイト(本紙QRコード)でも公開しています。ぜひご覧ください。

詳細：農政課
【電話】058-383-1130