浅野市長 所信表明

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※一部のみ掲載。全文は市ウェブサイトに掲載しています
令和6年第1回市議会定例会より

しあわせを実感できるまちへ

■安全安心な水を供給
三井水源地の水道水において、有機フッ素化合物の濃度が国の暫定目標値を超過していた事案につきまして、市民の皆様に多大なるご不安やご心配をおかけしましたことを、改めてお詫(わ)び申し上げます。現在は、活性炭による浄化システムを導入し、国の暫定目標値を下回った水道水を供給できております。さらなる安全安心に向けて、より確実で安定的な性能を有する浄化施設の整備を進め、将来にわたり清浄な水を継続的に供給できるよう、さまざまな状況に対応可能な施設整備・運用方法の確立に向けた取組を全力で推進してまいります。

■活力あふれるまち
今年は10月14日から11月24日までの42日間にわたり、国内最大の文化の祭典である「清流の国ぎふ」文化祭2024が開催されます。本市でも、新作オペラや岐阜かかみがはら航空宇宙博物館特別企画展などを予定しています。先人たちが培ってきた地域文化の魅力を積極的に発信するなど、活力あふれる事業を展開してまいります。
また、昨年は、学びの森周辺における民間団体と連携した新たな賑(にぎ)わいの創出などの取組が評価され、国土交通大臣賞を受賞しました。さらに、ふれあいバスの再編・チョイソコ事業の導入などにより、地域公共交通の利便性を向上させた取組が評価され、国土交通大臣表彰を受賞しました。これらは、市民の皆様をはじめ、各種団体、企業、行政などが一丸となってつくりあげてきた成果であります。今後も、誰もが暮らしやすいまちづくりを「オール各務原」で進めてまいります。

■市民サービス・災害対応の拠点
いつまでも親しまれ、信頼される市役所を目指して、市民サービスの拠点としての役割を果たすとともに、デジタル技術の導入を積極的に進め、市民の皆様の利便性の向上や職員の業務効率化を図ってまいります。また、自然災害が全国各地で頻発している中、「災害は来るかもしれない」ではなく、「必ず来る」という認識のもと、あらゆる災害に備えた訓練を積み重ね、災害に強いまちづくりを引き続き推進してまいります。

■だれもが住みやすいまち
少子高齢化が急速に進行している中、高齢者の皆様が健康で快適に暮らせるよう、自分の健康状態を把握するフレイルチェック事業を各地域で実施し、運動や食生活の改善、外出などのきっかけとなる施策を推進してまいります。
また、子ども・子育て施策については、令和6年度に「こども家庭センター」を新設し、子育てのしやすい環境整備を進めます。そして、令和7年度に向けて、子育て家庭の経済的な負担軽減につながる施策の実施に向けた調整を関係機関と進めてまいります。

■笑顔があふれる元気なまち
平成27年度より10年先を見据えて策定した各務原市総合計画は、令和6年度が最終年度になります。集大成として、これまでの取組の結果を残し、次の10年先を見据えた総合計画へと結びつけるため、「笑顔があふれる元気なまち」の実現に向け、すべての分野における共通の方針である「つながりづくり」を進めてまいります。
今後も市民、地域、企業、団体などの皆様との結びつきを深め、あらゆる世代の皆様がしあわせを実感できるよう、全力で市政運営に邁進(まいしん)してまいります。