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今月のキラリさん

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■稲羽地区オリジナルの「いなば音頭」制作に尽力
永井 紀美子(ながい きみこ)さん
前渡東町在住。週3回、民踊サークルで楽しく踊っています。35年、補導委員としても活動しています。

◇誰もが楽しく踊れる音頭に!
稲羽地区で盆踊りに使われる「いなば音頭」は、平成30年に完成。楽曲から振付まで市民有志が制作し、永井紀美子さんは、完成に向けて尽力しました。現在は、この音頭で地元の子どもたちと交流しています。
市内には、各地区オリジナルの音頭がありましたが、稲羽にはありませんでした。永井さんは、「地元の稲羽にも、住民が一つになることができ、受け継がれる音頭がほしい」と、オリジナル音頭の制作に、有志を募りました。永井さんはリーダーとして、地区の歴史の聞き取り、作詞や作曲の協力を集めるなど、多くの方と連携し、制作に奔走。また、振付は自身で考案しました。
完成した歌詞には、昭和に稲羽で栄えた機織りから、現在の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館まで、地区の歴史が盛り込まれています。
昨年、永井さんは稲羽中学校でいなば音頭を教えました。すると、今年7月、生徒から「また音頭を踊りたい」と強い要望があり、全校生徒といなば音頭を踊る機会が設けられました。
当日、会場に着くと「永井さん!」と、声をかけられるほどの人気ぶり。全校生徒で音頭を踊り、最後にはアンコールが起きました。「昨年の音頭を覚えてくれていて、感動しました」と、永井さんは、当日を振り返ります。
中学生にも普及した、いなば音頭。「長く踊り継いでほしい」と、永井さんは、普及とともに、ふるさとの歴史を伝えていきます。

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