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自治体の皆さまへ

令和7年 市長年頭あいさつ

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岐阜県各務原市 ホームページ利用規約等

新年おめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。年始にあたり、今年の展望を申し上げます。
各務原市長 浅野健司

◆活力のあるまち「躍動」
昨年の秋に行われた「清流の国ぎふ」文化祭2024では、天皇皇后両陛下が岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に来訪され、特別企画展などをご覧いただき、大変光栄に感じました。
このほか、新作オペラの上演や、吹奏楽の演奏、きものの祭典などを開催。市内外の皆様と文化芸術を通じ、交流することができました。今後も、文化芸術が皆様の身近なものとなるよう、力を入れてまいります。

◆安全・安心なまちづくり
昨年発生した「令和6年能登半島地震」を受け、緊急対策として、木造住宅の耐震補強やブロック塀の撤去について、時限的に補助を拡充するとともに、避難所の備蓄品の充実を図りました。
また、昨年10月には市内のコンビニエンスストア全店舗にAEDを設置しました。緊急時には、いつでも、だれでもAEDを使用していただき、救命率が向上することを期待しています。
そして、市民の皆様へ安全・安心な水道水を継続的に提供することができるよう、引き続き、PFOS・PFOAなどの濃度検査と、曝(ばっ)気槽内に設置した活性炭の維持管理を行ってまいります。
また、昨年、専門家から幅広くご意見をお聞きし、施設整備の方向性を決定しました。中期的対策として、三井水源地における有機フッ素化合物の処理施設の整備を進めています。今年早々には設計業務に着手し、令和8年度にかけて工事を行う計画です。あわせて、長期的な水質改善対策も検討を進めてまいります。

◆住み続けたいまちづくり
子ども・子育て施策では、昨年、子ども家庭センター「クローバー」を開設し、妊娠や出産、子育てのご相談をお受けしています。
さらに今年4月から、これまでは15歳までであった「こども医療費助成制度」の対象を、18歳の誕生日を迎えた年度末日までに拡大します。
また、健康増進施策では、フレイル予防事業として新たにeスポーツの活用にも取り組んでまいります。
そして、ひきこもりや孤立、8050問題などに対応するため、さまざまな支援ニーズに対応する包括的な支援体制を強化する予定です。今後も、あらゆる世代の方に住み続けたいと思っていただけるまちづくりを進めてまいります。

◆つながりづくり
地域の「つながり」の維持には、自治会の存続が重要です。持続可能な自治会運営を図るため、電子回覧板や災害時の安否確認などの機能をもったアプリを、一部の自治会に試験導入しました。今後はその効果を検証し、自治会役員の負担軽減など、課題の解決につなげてまいります。
また、昨年から、まちなかウォーカブル推進事業「那加from Park構想」として、官民連携による空き店舗への新規開業支援や、旧東亜町会館の利活用など、新たな賑(にぎ)わいや交流の創出に取り組んでいます。
さらに、昨年12月には、前渡西町の木曽川沿いに「木曽川前渡南公園」が完成しました。愛称は「Kakamigahara わたしの PARK」です。この公園で、地域を超えた人々の交流が生まれることを期待しています。
持続可能な未来をつくるため、これまで以上に「つながりづくり」を推進し、暮らしやすいまちづくりを進めてまいります

◆将来を見据えた大規模事業の推進
誰もが住み慣れた地域で安心して学べる環境を確保し、未来の宝である子どもたちが各務原で心豊かにたくましく成長していけるよう、今年4月の「かかみがはら支援学校」の開校に向け、最終準備を進めています。
また、スポーツの機会の創出のみならず新たな賑わいや防災の拠点となる「新総合体育館・総合運動防災公園」について、今後、PFI手法により事業者を決定し、事業を着実に前進させてまいります。
加えて、将来の子どもたちに適切な教育環境を確保できるよう、市内小中学校の適正規模適正配置の議論を進めるとともに、学校体育館空調設備の整備や、老朽化した学校施設の更新などを行ってまいります。

◆新たなスタート「活躍」「飛躍」「躍進」
この4月から、新たな「各務原市総合計画」がスタートします。10年先の未来を見据え、将来都市像「もっとみんながつながる笑顔があふれる元気なまち~しあわせ実感かかみがはら~」の実現に向け、9つの基本目標に、35の施策、112の取組方針を掲げています。
特に人口減少と少子超高齢化は最重要課題であり、新しい総合計画では、「人口減少・少子化対策」を最重点プロジェクトに位置づけています。分野を横断した複合的な視点で、「人口減少の抑制」と「人口減少への適応」の両面から対策を進めてまいります。

今年も、市民の皆様がますます「活躍」されることを祈念いたします。そして、今年が本市にとって「飛躍」・「躍進」の年となるよう、自治会、各種団体、NPO、企業の方々、そして行政が力を合わせ、「オール各務原」で、しあわせを実感できるまちづくりを全力で進めてまいります。

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