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~暮らしをささえた道具~郷土資料館収蔵品紹介 115

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岐阜県坂祝町

■炭入(すみい)れ
寒い冬を暖かく過ごす道具には、今ではストーブやこたつだけでなく、エアコン、電気カーペット、床(ゆか)暖房などさまざまなものがあります。熱エネルギーも、電気やガス、石油がよく使われるようになりましたが、昔はほとんど炭でした。
炭は、木材を蒸(む)し焼きにして作った黒色の燃料で、焼くときの温度や使う木材の違いでいろいろな種類があります。かまで焼いた炭は長いので、短く切って使いました。
家庭では、炭屋からまとめて買った炭を冬の間保管しておき毎日使いました。
炭を燃料にしてよく使われた昔の暖房(だんぼう)器具には、火鉢(ひばち)、こたつ、行火(あんか)などがありました。冬の朝はまず炭をおこして家中の火鉢やこたつに火を入れてまわるのが大切な仕事でした。写真の炭入れは火鉢やこたつに補充するための炭を入れておくものです。

■坂祝町郷土資料館は、現在移設準備のため休館しています。令和六年度には小学校体育館一階に新しくオープンします。

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