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「災害時相互応援協定」の締結から一年 湯浅町を紹介します

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岐阜県坂祝町

昨年9月1日の防災の日に、以前から交流のあった和歌山県湯浅町と災害時相互応援協定を締結しました。

湯浅町は、和歌山県有田郡に位置し、人口約11,000人、世帯数約5,300世帯、(2023年8月1日現在)面積約20平方キロメートルと坂祝町より大きな町です。
湯浅町は、紀伊水道に面した海岸線が美しい港町であるとともに、町の南東部には広大な丘陵地が広がり、漁業と農業が盛んな町です。
また、金山寺味噌の製造過程で生じた液汁を調味料として改良し、醤油醸造の発祥の地としても知られ、醤油醸造にまつわる物語が日本遺産に認定されています。町には、醤油の醸造業で発展した街並みを「伝統的建造物群保存地区」として整備し、今でも近世から近代にかけて建築された醸造業に関わる町家や土蔵が建ち並び、醤油や金山寺味噌の醸造で栄えた歴史を感じることができます。
四季を彩る山々と広大な海に囲まれた湯浅町では、清々しい風景からノスタルジックな風景まで、季節の移ろいに合わせて様々に表情を変える風景を楽しむことができます。

■「災害時相互応援協定」とは?
災害発生時における各種応急復旧活動に関する人的・物的支援について、地方公共団体と民間事業者や関係機関との間で、または自治体間で締結される協定のことです。

湯浅町:海あり 1級河川なし
坂祝町:海なし 1級河川あり
脅威的な災害の可能性がある種別が海と川とで違う。

大きな災害が起きたとき、助け合える可能性大

○相互応援の具体的な主な内容は…
・被災者の一時的な受け入れ
・食料品、日用品の提供
・救助資材の提供
・応援復旧活動のための職員の派遣
その他にも、必要に応じて出来うる限りの助け合いを!

■そもそも、なぜ湯浅町と?
○湯浅町との交流はどのように始まった?
それは、前町長の一言から始まりました。「町民まつりに海産物があると良いな。」
前言を頭に、当時の総務課長が名古屋へ出張した際に寄った旧中日ビルの中に、その出会いはありました。和歌山県名古屋観光センター。
接客に出てきた西本センター所長に町長からのミッションを相談すると、西本氏から、坂祝と同じくらいの規模感の町から候補を何件か紹介いただきました。その中で「ぜひ!」と手が挙がったのが、湯浅町役場と湯浅町商工会の職員の方でした。
これをきっかけに、平成29年から坂祝町では、町民まつりに湯浅町の美味しい海産物の販売を開始。湯浅町の「お魚まつり」にも参加するなど交流が始まりました。
そして昨年、湯浅町からお声掛けをいただき、災害時相互応援協定を結ぶ運びとなったのです。
今年は、役場野球部が湯浅町野球部と親善試合を行うなど職員同士の交流も始まりました。

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