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【特集】能登半島地震 被災地派遣活動報告(1)

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岐阜県坂祝町

本年1月1日、能登半島にて巨大な地震が発生しました。町としても避難所運営支援や現地自治体職員の支援を行うため継続的に職員を派遣し、被災地での活動を続けてきました。また、消防団員(勝山)の林俊太さんは、県社会福祉協議会の復興ボランティアに応募され、今回、町民の皆さんに被災地の実態を知っていただくため、派遣職員等の現地での活動レポートをお届けします。

■石川県輪島市で避難所運営支援
総務課 主査 野村浩貴
総務課 主査 矢野祐史
1月27日から2月3日の8日間、輪島市の中心部にある鳳至(ふげし)公民館で避難所の運営支援を行いました。市内は建物の約半数が倒壊しているなど悲惨な状況で、道路は至るところで割れており、通行できない状況でした。また、市内は断水しており、避難所である公民館も「水」を使うことができず、避難している約100名の方は、トイレ、お風呂、洗濯がままならない中で避難生活を送っていました。私たちは24時間勤務している輪島市職員のサポートとして入り、来客対応や館内清掃、感染症予防のための消毒作業などを行いました。
今回の派遣で自然災害の恐ろしさを目の当たりにしましたが、この貴重な経験を活かし、備蓄品や防災体制などを見直していきたいと思います。

■石川県輪島市で避難所運営支援
企画課 課長補佐 松田誠
水道環境課 係長 酒向健志
2月8日から2月15日の8日間、輪島市鳳至小学校で、避難者の方々及び輪島市職員を支えるため、避難所の支援に行ってきました。避難所では、避難者の方の食事の配膳や倉庫の片付け、支援物資の仕分け、在庫確認、ごみの分別、小学校廊下の片づけ、トイレ掃除、トイレの水くみ、ストーブの給油、下駄箱制作など毎日多くの作業を行ってきました。
輪島市内は、道路に埋まっているはずの下水道マンホールが腰の高さまで浮上し、家という家が全壊及び半壊の状態で、平衡感覚を失うほどでした。今更ながら、地震という大きな力の怖さを目の当たりにしました。
岐阜県による避難所支援は5月末で終了しましたが、今でも仮設住宅などで避難生活をしている方は大勢います。きめ細かな支援の必要性を強く感じました。

■石川県輪島市で避難所運営支援
教育課 主幹 若泉貴弘
水道環境課 主任 山口恭平
2月26日から3月4日の8日間、輪島市の避難所である鳳来保育所の運営支援に行き、避難所内の見回りや炊き出しの配膳などを行いました。避難所に従事している輪島市職員の方は、災害発生時から依然として避難所支援を続けており、休むことなく働き続けています。輪島市職員の方の負担軽減にも繋がるため、避難所が開設されている限り災害派遣は必要だと思いました。
また、災害発生から3ヶ月が経過しても建物は全壊・半壊状態であり水道も通っていない状況で、普段当たり前と思っている生活が当たり前ではないと改めて感じました。

■石川県輪島市で避難所運営支援
こども課 主査 曽我和樹
産業建設課 主任 堀部大樹
5月9日から5月15日までの7日間、輪島市の鳳来保育所へ避難所運営支援に行きました。0時から8時までの時間帯に勤務し、主に防犯のための見回りや、支援物資の補充を行いました。避難者の方々が寝ている時間帯での勤務ではありましたが、避難所で安心して過ごすためには必要なことだと感じました。避難所運営支援で得た経験を今後に活かし、防災意識を高めていきたいです。
被災から約5ヶ月経ちましたが、下水道や家屋等が復旧されていないところが多くありました。1日でも早い復興を願っています。

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