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【特集】能登半島地震 被災地派遣活動報告(2)

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岐阜県坂祝町

■石川県中能登町で罹災証明発行支援
福祉課 課長補佐 岩瀬尊信
福祉課 主任 小垣翔大
1月18日から1月22日の5日間、中能登町役場で罹災証明発行支援を行いました。被災者の方々の被害写真から聞き取り、罹災証明書発行を連日100人以上サポートしました。お話を聞き、被害写真から今回の地震被害の深刻さを思い知り、ライフライン復旧や衣食住の供給、心のケアが早急に必要と感じました。また、現地職員も元日から休みなく働く状況で、皆さんを支援するため継続的派遣が必要と感じました。5日間でしたが、貴重な経験をさせて頂きました。今回の経験を忘れることなく、今後の業務に活かしていきたいと思います。

■石川県金沢市で保健師として避難所巡回
こども課 主査 河邊紗穂里
2月19日から2月24日の6日間、金沢市にある1.5次避難所へ避難されている方の健康管理のため、岐阜県の保健師の一員として行ってきました。家屋の倒壊等により、自宅から遠く離れた場所へ避難しなければならなくなった方々で、持病があり、身体面や精神面で支援が必要な方が多くみえました。避難所での生活は、食事や運動が偏ってしまうため、持病の悪化が引き起こされます。現場で初めて会う多職種との連携が重要となりました。平常時より、様々な職種と交流をし、それぞれの特性について理解しておくことが重要であると改めて感じました。

■石川県中能登町で住家被害調査業務
こども課 主任 足立晃規
企画課 主事 村上奨
2月18日から2月21日の4日間、中能登町で住家の被害状況に応じて、全壊、大規模半壊などの判定を行う住家被害調査業務を行いました。被災より2ヶ月半経った時点で木造の住家で900/1500件ほど調査済みであり、住家以外の建物や非木造も考慮すると引き続き支援が必要な状況であると感じました。そのような状況下でも現地では「岐阜県さんいつも本当にありがとうね。」とたくさんの方に言っていただき、自分が被災した時に同じような言動が取れるだろうか?と、感銘を受けました。また要請がありましたら、どのような形でも中能登町に協力致します。

■石川県珠洲市で下水道管調査業務
水道環境課 係長 三品道史
4月8日から4月13日の6日間、下水道管路第二次調査のため、珠洲市に行ってきました。二次調査は、一次調査により異常が確認された管路の中に、TVカメラを入れて、被害状況を詳細に確認するための調査です。調査の結果、マンホールは道路との段差や内部の壁に亀裂が入っていました。管路内は継手部分の破損、たわみ等により浸入水や砂の堆積があり本来の流下能力が確保できない状態で、全体として90%以上の被災率でした。
今回の派遣では、実際に被災した時に町がどうなるか考えさせられ、今回の経験、感じたことを今後の業務に反映し、活かしていくことが大切だと感じました。

■石川県七尾市で被災家屋の撤去作業
坂祝町消防団 林俊太
3月23日に石川県七尾市で災害ボランティアとして活動しました。地震発生から約3ヶ月経っても復旧が進まない被災地の現状を目の当たりにしました。主に被災家屋の片付けと瓦礫の撤去を行いましたが、限られた時間での活動で、依頼者の気持ちを大切にし、声掛けや配慮が重要であると学びました。自身の力としては微力ではありましたが、現地の方から感謝の言葉をいただき、参加して本当に良かったと感じました。30年以内に南海トラフ地震が起こる可能性が高いと言われています。減災が出来るよう自助、共助、公助を考えていきたいです。

■防災ガイドブックのご確認を
町では地震、洪水、土砂災害など災害に関わる情報をまとめた「防災ガイドブック」を作成しています。自分が住んでいる地域の避難場所や避難方法、備蓄品の準備について掲載していますので確認しておきましょう。

問い合わせ先:総務課
【電話】66-2401

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