近頃、「飼い主の分からないネコによる糞尿の被害を受けている」という苦情が多く寄せられていますが、ネコには犬のような法的な決まりごとが少なく、ネコの駆除や捕獲を行う公的機関がありません。今回は、飼い主のマナーとネコによる糞尿被害の軽減に比較的効果があると思われる方法をご紹介します。
■ネコの飼い主へ
▽飼い主を明示しましょう
首輪や名札を付けてください。迷子の時にも役立ちます。
▽不妊・去勢手術をしましょう
捨てネコや野良ネコなど不幸なネコを増やさないためにも、不妊・去勢手術を行いましょう。
▽トイレのしつけをしましょう
周りに迷惑をかけないように、決まった場所で用を足すようにしつけましょう。
■飼い主の分からないネコがやってきたら…
▽ネコの習性
ネコは自分のテリトリーに尿で臭いをつける習慣があります。また、やわらかい土を好んで糞尿をするので、家庭菜園や花壇などはネコのトイレになりやすいです。
▽ネコの侵入を防ぐには…
・大きな音を立てて驚かせる
※音に慣れると効果がなくなります。
・ネコの通り道を大きな石や植木鉢でふさぐ
・ネコの通り道に砂利やアルミホイルなどを置いたり、水をたっぷりとまく
・ネコの嫌いな臭いをつける例)ハーブ系の植物、柑橘系の皮や植物、刺激の強いもの
・ネコの嫌がるものを置く例)水を入れたペットボトル(光を反射するので嫌がる)
・市販のネコよけ対策グッズを使用する
注意事項:ネコは動物の愛護及び管理に関する法律において愛護動物となるため、ネコに石を投げたり、お湯をかけるなどの虐待行為は法律で罰せられます。
■飼い主の分からないネコに餌を与えたら…
ネコが住み着いて増え続け、地域のさまざまな問題の原因となります。
・庭や畑などに糞尿をする
・ゴミ置き場を散らかす など
「かわいそうだから」と、勝手に餌を与えることはやめましょう!
問合せ:可茂保健所
【電話】25-3111
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