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自治体の皆さまへ

町長の机から 第二五八回

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岐阜県川辺町

◆関ケ原夜想語(せきがはらやそうがたり)
◇高台院様日記異聞
配役:
・高台院…俳優 竹下景子
・石田三成…声楽家 城宏憲
・小早川秀秋…俳優 関口まなと
・徳川家康…声楽家 角田和弘

豊臣秀吉の正室にして、関ケ原に参戦した幾多の武将に大きな影響を与えた高台院。
かつての北政所、ねねである。
四百年の時を経て、その高台院様の日記が見つかったとしたら、
そこに綴られているものとは···

「夫 秀吉の後を追うように、半年後、前田利家殿が亡くなりました。
豊臣のなかで大きな重しが外れ、何かが転がりだしました。
坂道の先に、とてつもない悲劇が待っている気がしてなりませぬ。」
俄かに動き出した盤面の駒。指し手は、亡き太閤殿下への恩、豊臣家への忠節を重んじる三成。
徳川家を中心にした、新しい武家秩序を画策する家康。
運命の日に向かう様々な人間模様。それぞれの理想、明日を描き、
必至で生きる武将たちの姿。
そして、豊臣恩顧の武将たちに迫られる、東か西かの決断。

慶長五年九月十五日。
十五万有余のもののふたちがせめぎあう。歴史の分水嶺、関ケ原。
ある者は、義のために。ある者は、利のために。
ある者は、命を賭して戦場を駆け回り。ある者は、息を潜めて戦況を見つめる。

高台院様の架空の日記を紐解きながら、朗読と詠唱により、兵どもの夢の跡を追う「関ケ原夜想語」···。
-古戦場 関ケ原笹尾山 駐車場にて-
川辺町長 佐藤光宏

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