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町長の机から 第二五九回

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岐阜県川辺町

◆岐阜県人世界大会
記念すべき第1回世界大会がOKBふれあい会館サラマンカホールで開催されました。これは世界から見た岐阜の価値の再確認と岐阜のアイデンティティを世界に発信する、岐阜県人会インターナショナル(GKI)によるイベントです。
岐阜県人会は、世界17ヵ国・地域に26団体あります。日本には、関西、東京、ふるさと岐阜の3つ、アジア地域ではカンボジア、ジャカルタ、上海、シンガポール、ソウル、タイ、大連、台湾、ハノイ、ホーチミン、香港、マニラの12団体。そのほか、オーストラリア、カナダ、デトロイト、南カリフォルニア、ニューヨーク、ハワイ、ワシントン、アルゼンチン、ブラジル、ペルー、フランスと、合計26団体です。世界中にこれだけの県人会が存在し、それぞれ活動の輪を広げています。
我々、岐阜県に住んでいる者には岐阜県の良さが分からないかもしれません。しかし、若いころ故郷を後にして都で花を咲かせんと奮闘努力した人々にとっては、ふるさとの良さ、懐かしさ、優しさ、あふれ出る感慨に打たれた人々も多いことでしょう。東京や首都圏に住む人々が東京岐阜県人会を、大阪・京都・神戸など関西圏に住む人々が関西岐阜県人会を設立したのは、むしろ自然な成り行きであったでしょう。
しかし、それがひとたび言葉の違う異邦の地ともなると、ふるさとに向ける思い、郷愁、慕情は募り、もだえがたい気持ちにさいなまれた人々がいるでしょう。またその人たちの子や孫は親たちとはまた違う感情を抱く。そうしたとき、その異邦の地で同郷・岐阜県人を探し訪ねる気持ちには切なるものがあります。世界17ヵ国へ飛び立っていった岐阜県人一人一人の気持ちは違うかもしれませんが、そのふるさとが岐阜であり、岐阜愛にあふれる点は共通しています。
大会のテーマは「岐阜愛を繋げよう!世界から岐阜へ岐阜から世界へ」です。当日はブラジル、ニューヨーク、ハワイ、香港、マニラ、東京、大阪などから多くの人々が集結し、語らい、絆を深め、今ここ岐阜にある喜びを分かち合いました。
ピアノと箏(琴)、トランペット、太神楽、講談など賑やかなアトラクションに彩られて座が盛り上がりました。岐阜弁が会場内を飛び交い、気さくで温かい雰囲気に包まれたイベントに参加でき、本当に嬉しく思います。これからも、郷土愛を深め、同胞・岐阜県人(ぎふけんじん)との関わり合いを大切にしたいと思います。
川辺町長 佐藤光宏

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