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自治体の皆さまへ

町長の机から 第二七三回

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岐阜県川辺町

◆生活協同組合(生協)
生協という言葉を聞いたことがあると思います。正式には「生活協同組合」といい、数ある協同組合のひとつです。協同組合とは、「協同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために自発的に手を結んだ人々の自治的な組織である(1995年国際協同組合同盟ICAの定義より)。」
協同組合はCo-operative(コ―ペラティブ)の訳で、略してコープ(CO・OP)とも呼ばれています。2016年協同組合の思想と実践が、ユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。生協は、消費者一人一人がお金(出資金)を出し合うことで組合員となり、協同で運営・利用する組織です。「こんな商品が欲しい」「こんなサービスがあると便利」といったくらしの中から生まれるさまざまな「ねがい」を、組合員が力を合わせることで実現しています。
岐阜県も本格的な人口減少と超少子化・高齢化の時代を迎え、中山間地域の過疎化や市街地の空洞化など、地域の活力やコミュニティー維持・存続などの課題に直面しています。
そんな中で、
1.「幸せにくらしたい」の願いを実現する。
2.商品の価値を伝え合い、くらしを豊かにする。
3.地域の中で、つながりを大切にイキイキと暮らせることをめざす。
4.組合員の喜びと職員のやりがいとが重なり合うようにする。
5.未来に続く安定した事業経営基盤をつくる。
を、中期方針「みんなでめざしたいコープぎふの姿」に定め積極的に活動しています。
コープぎふと川辺町との間では、地域の見守り活動・災害協定を締結しています。
宅配事業の配送エリアとしている地域の高齢者・子どもなどの異変に気付いたとき、コープぎふから川辺町に連絡すること、また災害時において応急生活物資を供給することを川辺町と協定しています。
毎年、役員数名の方々が川辺町を訪問され、懇談を通じて自らの事業に活用できるものはないかなど、真摯に研究される姿に敬意を表します。今後も川辺町の人々とのつながりを大切にしていただき、ともに「幸せなくらし」を目指していきたいと思います。

川辺町長 佐藤光宏

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