◆11月24日は和食の日です
11月24日(いいにほんしょく)は、「和食の日」です。2013年に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、和食文化は、世界共通の財産となりました。日本の伝統的な食文化について見直し、「和食」文化の保護・継承の大切さについて考えてみましょう。
◇和食の4つの特徴
(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
日本の国土は南北に長く、海や山、里も表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術や調理道具も発達しています。
(2)健康的な食生活を支える栄養バランス
一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは、理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって、動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
(3)自然の美しさや季節の移ろいを表現
食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾り付けたり、季節に合った道具や器を利用したりして、季節感を楽しみます。
(4)正月などの年中行事との密接なかかわり
日本の食文化は、年中行事と密接にかかわって育まれてきました。自然の恵である「食」を分け合い、食の時間を共有することで、家族や地域の絆を深めてきました。
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