◆二十歳を祝う会実行委員会委員 二十歳の思い(続き)
◇夢は海外にヴァイオリンと1000万円を持っていく
・髙谷 信之介 さん(出身:下麻生)
二十歳を迎え、未来への期待が膨らみつつあります。これからの数年で自分をどう成長させ、どんな人生を築いていくのかについて考えることが増えました。20代のうちの目標が3つあります。
1つ目は「世界半周」です。川辺町という小さな町で、たくさんの場所で、たくさんの人に学びを得てきました。そして、その何倍もある世界という新たな環境での挑戦から自分の可能性を広げ、多様性に富んだ経験から学びを得たいです。2つ目は「年収1000万円(不労所得含む)」です。これは、中学生の時からの夢です。そのため、私は情報と英語という分野にしぼり、その2つを重点的に学習してきました。そして今年からSI企業にて働かせていただくのですが、SI以外にもいろいろなことに挑戦したいです。3つ目は「楽器演奏」です。楽器の学習は新しい趣味を見つけ、感性を磨く素晴らしい手段となります。音楽は心を豊かにし、ストレス発散にも役立つでしょう。いつかヴァイオリニストとしてステージに立ってみたいです。
これらの目標を追い求めることで、20代は多くの挑戦と発見に満ちた時期になることでしょう。小・中学校の友達らと共に夢に向かって進んでいきます。
Q 川辺町の魅力は?
A 蕎麦屋さんがおいしい!
Q 川辺町での一番の思い出は?
A 涼くんとの長距離走
◇寄り添い支える精神保健福祉士へ
・水野 由唯さん(出身:下麻生)
私は現在、精神保健福祉士を目指して大学で勉強しています。将来は、患者やその家族、地域の方を支えられるように、病院、または公務員として働きたいと考えています。実習、課題、勉強と毎日大変ですが、自分の夢のために頑張っています。
小、中、高と、たくさん苦しい思いをしてきました。そして、その度に家族や友人、先生に支えられてきました。寄り添い支えてくれた方がいたから、立ち上がって、今までこれました。また、寄り添い、支える精神保健福祉士になりたいと思えたことも、支えてくれた方のように私も誰かを支えられるようになりたいと考えたからです。支えてくれた家族、友人、先生には、とても感謝しています。精神保健福祉士は、患者やその家族などに寄り添い、支える仕事です。まだまだ周りに頼りきりな私ですが、恩を返すため、努力していきます。
Q 川辺町の魅力は?
A 自然がいっぱいなところ
Q 川辺町での一番の思い出は?
A 学校の給食がおいしかったこと
◇私にとっての川辺町
・嶋﨑 有芽さん(出身:西栃井)
私にとって川辺町は、私を勇気付けてくれる場所です。
私は、現在大学でデザインを学んでいます。大学生になり一人暮らしを始め、自由にできることが増えました。趣味にアルバイト、そして夢を追いかける日々は、とても楽しく、キラキラと輝いています。しかし、楽しい生活には、苦しいこともたくさんありました。「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」。大学生になって、責任の重さ、自己管理の難しさを知りました。そして、今まで支えられて過ごしてきた毎日が、どれだけありがたかったかを痛感しました。失敗して落ち込んだ日は、お母さんの温かいご飯がないことに涙した日もありました。
しかし、落ち込んでいる時、家族や今まで過ごしてきた川辺町のことを思い返すと、自然と心が温かくなりました。私を応援してくれている人達が、そこにいると実感するだけで、心が温かくなり頑張れてしまうんです。だからこそ、川辺町は、私にとって「頑張る勇気」をくれる場所です。川辺町と家族の温かさがあったからこそ、今私は、堂々と自分の夢に向き合うことができています。20年間、見守ってくれて本当にありがとうございます。
私の夢は、自分の力で、誰かを勇気付けたり、喜ばせたりできるデザイナーになることです。そのためにも、努力を続けチャンスを掴んでいきます。これからも、見守っていてください。
Q 川辺町の魅力は?
A 温かい人達がたくさんいる
Q 川辺町での一番の思い出は?
A 家族や友達と行った花火大会
◇僕が始めた物語
・佐伯 蓮さん(出身:下麻生)
二十歳になり、時の流れに「壁」を感じる。
川辺町で過ごしたかつての日々が、まるで「巨人」のように迫ってきて、その存在に圧倒される瞬間がある。同時に、新たな自由が手に入った感覚もある。
私には子供の頃からの夢がある。何者にも縛られることなく、自分のために生きることだ。一方で、成人になるということは、自己責任が求められる。いつしか私は多くの部下を従えるようになるかもしれない。迷った時、私はその夢に本気で命を懸ける覚悟があるのかを自分自身に問いかけたい。
これからの未来が、広大な「鳥籠の外」のように広がっていく期待に胸を膨らませる。
私はこれからの人生で多くの選択をすることになるだろう。
何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう。そんな時、今何をすべきか明確に判断して、悔いなき選択をし、自由に向かって進み続けたい。あと結婚したい。
Q 川辺町の魅力は?
A ボートを漕げること
Q 川辺町での一番の思い出は?
A ボートを漕いだこと
◇支えてくれた方々に恩返ししたい
・坪内 空 さん(出身:上川辺)
私は、生まれつき障がいをもっています。
幸いなことに、今まで人に支えてもらう機会がたくさんありました。それと同時に、同情の目を向けられることもありましたが、私は、自分自身をかわいそうな人間だと感じたことは、一度もありません。むしろ、車いすに乗っているからこそ見える「景色」があるのではないかと思っています。例えば、駅にスロープがついていないと車いすでは利用することができません。また、コンビニエンスストアで買い物をしたいと思ったときでも入り口に小さな段差があったり、出入り口が手動だったりすると利用が困難になります。このような、車いすに乗っているからこそ見える「景色」を発信することが、今まで支えてくれた方々への恩返しにつながったら嬉しいと思っています。
私は今、川辺町役場の職員として働いています。社会人として仕事をする中で、周りの方からたくさん助けていただいているからこそ、これから積極的にコミュニケーションをとり、相手に寄り添うことができる職員になりたいと思っています。
Q 川辺町の魅力は?
A 地域の方が温かく、仲がいい
Q 川辺町での一番の思い出は?
A 給食がおいしかった
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