「輝く恵那人」234人目

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■森と人の架け橋に木育の良さを広めていきたい

令和5年から市森林環境教育推進協議会(えーな木育クラブ)の会長を務める高橋寿成さん。高橋さんは愛知県豊田市出身で、平成23年に家族と共に岩村町に移住。現在は林業や木育などに関わりながらさまざまな活動を行っている。高橋さんはこれまで、公務員や営業職、就労支援施設、東京ディズニーランドでも勤務。幼児教育や農業も学び、多種多様な業界に関わってきた。そんな高橋さんが木育に力を入れていくようになったのは、林業に携わる中で森や木に興味を持ち、これまでの経験を生かすことができるのではないかと考えたからだった。
えーな木育クラブは、木育を行うことにより自然を理解し愛着を持ってもらうことを目的に、令和3年に設立され今年で4年目。市内こども園での木育教室や市民対象の木育教室、ネイチャーゲームリーダー養成講座、ファーストマイスプーン事業など、さまざまな事業に取り組んでいる。
えーな木育クラブが企画するイベントでは、木の枝葉を使った秘密基地作りや、ネイチャーゲームの他、自然の中に作られた大きなブランコで遊んだり、ホオノキの枝でシャボン玉を吹いたりするなど、自然の楽しさを感じられる遊びを多く取り入れている。
「恵那には自然がたくさんあるのに、その楽しさや魅力がまだまだ知られていない。イベントに参加すれば大人も子どもも今まで知らなかった自然の魅力に気づき、遊びを楽しむことができる。自然の中で遊ぶことの魅力をもっと多くの人に広め、楽しさを実感してほしい。参加者のキラキラした笑顔を見られることが一番のやりがい」と高橋さんは優しく微笑んだ。
7月28日(日)には、えーな木育クラブ主催のシャワークライミングが予定されている。本紙12ページで参加者を募集しているので要チェック。

◆高橋寿成(ひさなり)さん(45歳)(岩村町飯羽間)
□プロフィル
愛知県豊田市出身。営業職や商業施設などでの勤務を経て、平成23年に岩村町に移住。現在は林業や木育などに携わり、令和5年からは市森林環境教育推進協議会の会長を務める。