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〔特集1〕パラリンピックに挑戦!工藤俊介選手(本市出身)

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岐阜県恵那市

8月28日(水)から9月8日(日)まで開催される、パリ2024パラリンピック競技大会。その競技の一つにパラテコンドーがあります。1月発表の世界ランキングで6位以内に入り、パラリンピックの出場枠を獲得した本市武並町出身の工藤俊介(しゅんすけ)選手に、大会に対する思いなどを聞きました。

◆日本代表に内定した時、どのように感じましたか
出場できるという思いから、ほっとした部分がありました。同時に、前回の東京2020パラリンピック競技大会では、思うような結果を残すことができず、とても悔しい思いをしたので、今回のパラリンピックでは、しっかり結果を残したいと思いました。
金メダル獲得を目標にしています。

◆今までで印象に残っている大会はありますか
最も印象に残っているのは、やはり東京2020パラリンピックです。国際大会にも何度か出場していますが、パラリンピックは、たくさんのエネルギーが詰まっていて、人の「思い」がすごく伝わってくる特別な大会だと感じました。

◆トレーニングに取り組む中で、大切にしていることは何ですか
午前中に筋トレなどを行い、午後から競技の練習に取り組んでいます。大切にしていることは、大会で最大限のパフォーマンスが発揮できるようにすることです。けがをせず、コンディションを整えて、最高の状態で大会に臨めるよう常に意識しています。

◆競技を続けていて、つらかったことや、辞めたいと思ったことはありますか
テコンドーで初めて格闘技を経験しました。テコンドーを始めた頃は、痛みに慣れていないので、相手の技が当たると痛くてつらかったです。特にクリーンヒットすると悶絶するほど強烈な痛みなので、特につらかったですね。

◆市内で思い出に残っている場所はありますか
やはり地元の武並町ですね。
小学生の頃は、ずっと外で友達と遊んでいました。すてきな場所が多いです。自然が豊かで、良いところだと思います。

◆市民の皆さんに伝えたいことはありますか
東京2020パラリンピックに出場する前に武並小学校など市内を訪問しました。そのときに温かいメッセージをもらい、とても励みになりました。今も市民の皆さんに応援していただいていると感じています。
パラリンピックでは、金メダルを獲得して、恩返しがしたいと思っています。

■工藤俊介(ダイテックスホールディングス株式会社所属)
武並小学校、恵那西中学校を卒業し、現在30歳。23歳のときに仕事中の事故で左上腕を切断。その後2018年からテコンドーを始め、競技歴2年で東京2020パラリンピック競技大会に出場。7位入賞を果たす。
本年1月、男子K44-70キロ級の世界ランキング3位で、パリ2024パラリンピックの出場権を獲得。
工藤選手がテコンドーを始めたエピソードなど詳しくは、本紙令和3年1月号を確認ください。

■テコンドー観戦ガイド
Q1.テコンドーってどんな競技?
テコンドーは韓国発祥の格闘技で、パラテコンドーは東京2020で初めてパラリンピックに登場しました。テコンドーにはキョルギ(組手)とプムセ(型)があります。パラリンピックでは、上肢に障がいのある選手たちが出場し、キョルギを体重別に分かれて行います。

Q2.パラテコンドーのル―ルは?
選手は電子センサー付きのプロテクターなどを装着し、8角形のマットで1対1で戦います。試合は、5分間×1ラウンド。頭部への攻撃は禁止で、胴体にヒットした蹴りが得点に。KO決着になる場合もあります。

Q3.パラテコンドーの見どころは?
テコンドーの魅力は、強靭な体幹から繰り出される華麗な蹴り技。回転蹴りなどの多彩な足技は、エキサイトすること間違いなし!
※工藤選手の得意技はティッチャギ(後ろ蹴り)。180度回転して繰り出します!

■工藤選手の試合日程

問合せ:スポーツ課
【電話】26-6852

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