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「輝く恵那人」236人目

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岐阜県恵那市

■成長できた「総文祭」新聞部門生徒委員長として

「文化部のインターハイ」と呼ばれる全国の高校生による芸術文化活動の祭典、全国高等学校総合文化祭(総文祭)が7月31日から8月5日にかけて県内全域で開催された。8月1日から3日まで行われた新聞部門は、恵那高等学校が事務局として部門運営を行い、新聞部門委員会生徒委員長を務めたのが古根陽向(ひなた)さんだ。
古根さんは、恵那東中学校を卒業後、研究をしたいとSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている恵那高等学校理数科に進学。1年生から薬のカプセルに関する研究を行ってきた。部活動では、小説や新聞の制作を行いたいと新聞文芸部に所属し、部長を務めた。
総文祭の開催に向けて、昨年行われた「2023かごしま総文」の新聞部門に参加するなど、事務局としての準備を行ってきた古根さん。特に初日に行われた生徒交流会は、事務局の生徒が運営を担う部分が多く、準備に時間を要した。他の部員と協力しながら、発表するプレゼンテーションやクイズの準備を行うなど忙しい日々。それに加えて、生徒委員長としてのあいさつの練習を自宅で行うなど、大会に向けて尽力してきた。当日は、生徒委員長として壇上であいさつをしたり、取材活動を引率したりするなどして、新聞部門を成功に導いた。
古根さんは、「今まで人前に立って話す機会がなかったけど、委員長になったことで話すことに慣れ、成長することができたと思う。生徒委員長をやってよかった」と振り返る。この総文祭をもって新聞文芸部を引退し、今後は大学進学のため、受験勉強に励んでいく。大学では理数科での学びをさらに深めたいと、「理系の学部で研究を続けていきたい」と話す古根さんは、高校生活での経験を生かしながら、明るい未来に向かって成長し続けていく。

◆古根陽向(ひなた)さん(18歳)(大井町野越)
□プロフィル
恵那高等学校理数科の3年生。新聞文芸部の部長を務め、今年の全国高等学校総合文化祭では新聞部門の生徒委員長も務めた。趣味は読書で岐阜県出身の推理作家、中山七里(しちり)さんの著書がお気に入り。

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