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議会だより 第2回揖斐川町議会 定例会(7)

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岐阜県揖斐川町

◆職員のコンプライアンス(法令遵守等)向上に向けた取り組みについて
◇宇佐美 直道議員
職員の収賄事件があったが、これまでの職員に対するコンプライアンス向上に向けた取り組みは。また、今後の対策は。
◇町長
元職員の不祥事については、この場を借りて改めてお詫びする。現在、設計書作成時のチェック事項や工事検査体制の強化・見直しを図っている。
これまでの職員に対するコンプライアンス向上に向けた取り組みは、以前には外部講師による全職員を対象とした内部統制研修の実施、現在は、市町村職員研修センターにおける新規採用職員研修での公務員倫理や、昇格時に役職に応じた研修を受講しリスクマネジメントや役職ごとに必要な資質など学んでいる。
今後は、新年度に全職員を対象としたコンプライアンス研修実施のための予算を計上しているほか、幹部会議や部内会議等での公務員倫理やコンプライアンスのための情報共有を行い、職員にこれらの重要性を再認識させる。

◆家具転倒防止器具等の購入助成について
◇宇佐美 直道議員
在宅時の地震による人的被害を最小限におさえるため、家具類の転倒防止対策が重要である。身近な安全対策を普及させる観点から、家具転倒防止器具の購入助成をしては。
◇町長
防災では、家庭での備えが「自助」につながる第一歩である。
これまでも広報誌にて、耐震金具の周知、社会福祉協議会と連携した防災ボランティア研修、老人クラブからの依頼による講習会など地震に備える知識を様々な機会に広く周知してきたが、再度周知したい。
家具転倒防止器具等の助成制度は考えていないが、まずは各家庭で地震防災の備えをお願いし、その中で高齢者世帯や障害をお持ちの世帯の備えは、地域による「共助」で対応されることで、「自助・共助」を通じ、地域防災力の向上につながると考える。

◆春日笹又携帯電話不感地帯について
◇平野 大介議員
さざれ石公園を含む春日笹又地域は携帯電話の不感地帯であり、公園の管理人や観光客、農作物や薬草の耕作者が通信インフラの整備を望んでいる。
以前住居がないことを理由に設置がかなわなかった携帯電話基地局について、再度要望の予定は。
衛星インターネットサービスを利用する可能性は。
◇町長
春日笹又地域の携帯電話不感地帯対応は、平成28年9月に春日区長会と日本さざれ石の会から要望があり、町から各携帯電話通信事業者へ基地局の設置を要望したが、電気、通信ケーブルの整備に要する経費などの事情から実現に至らなかった。
さざれ石公園は町を代表する観光資源・文化遺産であり、周辺で作業される地元の方も含め災害や事故に備えた通信環境の確保は重要な課題である。引き続き不感地帯解消に向けた要望は行うが、町内には緊急輸送道路である東ノ山トンネルや今後開通予定の冠山峠道路など、不感地帯は多数存在するため、総合的に検討しいきたい。
また、最近では衛星から電波を受信するアンテナを設置しインターネットに接続するサービスや通信衛星と携帯端末が直接通信できる技術も開発中とのことで、今後のデジタル技術や通信事業者の最新の動向を注視し、笹又をはじめ町内に多数存在する不感地域の解消に取り組みたい。

■議会活動報告
◇3月
22日 第3回議会運営委員会
22日 3月月例会

▼西濃厚生病院建設工事現場の視察
3月7日に岡部町長、長屋副町長とともに西濃厚生病院建設工事現場の視察を行いました。
JA岐阜厚生連の堀尾経営管理委員会会長や事務局長より新病院の概要説明を受けた後、病棟内を視察しました。
現在議会では、揖斐厚生病院の移転に伴う地域医療・急性期医療の確保、西濃厚生病院までの交通手段の確保などについて町執行部と協議を進めていますが、今回の視察により、さらに深い議論が行えるものと期待しています。
引き続き、町民の皆さんの安心・安全のため、町議会として精一杯活動してまいります。

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