■若園敏朗議員
▽ふるさと納税の取組について
総務省が公表した令和5年度ふるさと納税の現況調査の結果によると、全国的には4年連続で過去最高額を更新したが、揖斐川町は、2年連続で減少。逆に揖斐川町の住民が、全国の自治体へ寄付をした件数は、年々増加している。
(1)ふるさと寄付金の現状に対してどのように考えているか。
(2)今後どのような改革、運営に取り組むか。
(3)民間では必ず売上げの目標を立てて事業を展開するが、来年度、町はふるさと納税に対してどう目標を立てるのか。
▽町長
揖斐川町のふるさと寄付金の現状は、全国的にふるさと納税が増加する中、寄付金額が最大であった令和3年度の1,759件55,127千円から、件数、金額とも年々減少し、大変厳しい状況であると認識しており、減少した要因を分析するとともに、返礼品の発掘など、危機感をもって新たな取組を進めているところである。
最近では返礼品にゴルフクーポン券を追加したり、町内での支払いにおける現地決済型の寄付金を導入するなど、継続的に返礼品の事業者や品目を増やし、寄付金増加に対する取組をしている。また、町内に工場を有する企業に対しては、新しい商品や取扱い商品に関する情報収集など返礼品の拡大にも努めている。
さらに新たな取組としては、輸送費などの経費を必要としない「モノからサービス」への寄付金メニューの拡大を進めている。例えば、西濃学園の不登校対策への支援や、空き家や空き地などの保全につながる除草など、新たな切り口から揖斐川町に寄付したくなるメニューを検討し、継続的に改善に取り組んでいる。このほか、企業版ふるさと納税についても、揖斐川町にゆかりのある企業、町の施策に賛同していただける企業を発掘して、寄付金の増額に取り組みたい。
あくまで寄付金であることから、数的目標値はお示しできないが、納税先として選ばれる魅力的なメニューの発掘と情報発信を行い、少しでも多くの寄付金が得られるように努めたい。
■平野大介議員
(1)揖斐川町の森林資源の活用について
(2)子育て支援センター空調設備について
(1)揖斐川町には豊富な森林資源があり、森林資源を活用した取組こそが町の活性化に繋がると考える。今後、森林サービス産業を進めていくために、行政機関、民間企業、地域との連携がより一層必要となってくるが、どのように進めていくのか。
(2)子育て支援センターの遊戯室には空調設備がない。子育て親子への交流の場の提供と、安心して快適に利用できる施設とするため、移動式のエアコンを導入してはどうか。移動式であれば、非常時に避難所などにも活用できると考える。
▽町長
(1)町では県の「ぎふ森のある暮らし推進協議会」に設立当初から参画し森林サービス産業の育成や普及に取り組んでいる。町の豊かな自然を生かした地域づくりは重要であることから、今後、町有施設だけでなく民間施設も含めた施設紹介やイベント情報などを広くPRし、森林サービス産業の取組を支援していく。
また、県では協議会の非会員も含めて揖斐管内で盛り上げていくため、揖斐支部の発足を計画していることから、町もこれに参画し検討していくことも考えている。
(2)遊戯室の空調は建築当時から設置されておらず、特に近年の夏の暑さに伴い、利用者からも改善の要望をいただいている。このため移動式エアコンの導入を検討している。また、今後、災害対策や熱中症対策として、避難所となる体育館等へも移動式エアコンが有効に活用できるかを検証したい。
■議会活動報告
▽6月
19日 美浜発電所視察
▽7月
16日 揖斐郡3町議員研修会
23日 7月月例会
23日 第2回土地施設特別委員会
▽8月
7日 第1回公共交通特別委員会
22日 福井県池田町議会との交流
27日 第5回議会運営委員会
27日 8月月例会
▽9月
6日 第4回定例会開会 本会議
9日 決算特別委員会
10日 第3回総務文教常任委員会
10日 第3回民生建設常任委員会
12日 本会議 一般質問
13日 本会議 第4回定例会閉会
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