■高橋径夫議員
▽簡易水道施設の施設管理について
地域で担う水道施設補助管理者の高齢化、給水人口の減少が進む中、それらの対策として、施設の小規模化や取水地の見直しなども考えられるが、今後の施設管理の考え方は。
また、漏水対策以外の改修計画は。
▽町長
人口減少が進み、財政的には厳しさが増す中、既に水道施設の統廃合など水道事業全体の再構築、ダウンサイジング等施設規模の適正化を検討する時期が来ている。
統廃合可能な施設は検討を進め、統合が困難な地域では、施設・設備の長寿命化を図りたい。また地域の負担軽減のため、施設管理の外部委託や取水方法、水源の検討も必要であるが、まずは頻発する漏水対策として、配水管の改修計画の策定に着手している。
一方で、施設更新などには多額の費用を要することから、財政負担の軽減や施設改修計画を策定する上で、県下で2番目に安い水道料金の適正化の検討も将来的には必要と考える。
また、改修計画については、老朽管、老朽施設の改修はもちろん、持続可能な水道事業実現のため、中長期的な視点で、事業全体を包含して施設事業のあり方を考えるアセットマネジメントという手法の導入などを検討し、適正な運営に努めたい。
■小倉昌弘議員
▽ごみの減量、リサイクルについて
議員研修で、リサイクル率80%を超える徳島県上勝町を視察した。
(1)なぜ揖斐川町ではコンポストや電動式ごみ処理機が普及しないのか。
(2)上勝町ではアルミ缶を1kgあたり150円で引き取ってもらっているが、揖斐川町ではいくらか。
(3)屋根のない集積場があるが、整備状況は。
(4)ごみの減量、リサイクルについての町の考えは。
▽町長
(1)上勝町では町で生ごみを収集しておらず、自己責任で処理をするため、必然的にコンポスト等を利用せざるを得ないため、普及率が高い。一方、揖斐川町では、ごみ収集を町で行っており、上勝町と比べると普及率は低い。
ただし、ごみの減量化策として、コンポスト等による処理は大切であり、町では、近隣市町に比べ手厚い購入補助制度の創設、広報による周知も行っており、他市町と比べ普及が進んでいないことはないと思う。
(2)今年度のアルミ缶引き取り価格は1kgあたり170.5円。
(3)集積所の選定、管理運営は各地区にお願いしており、リサイクル売却代金を原資とする減量化推進報奨金を毎年度各地区に交付しており、集積場の整備等に活用いただきたい。
(4)町の令和4年度のリサイクル率は、上勝町と同様の計算方法では64%であり、町民の皆さんのご理解とご協力のおかげ。
今後もリサイクル率の維持・向上を目指し、フードロスの削減やリサイクル製品の活用など、町民の皆さんが必要とする情報提供を行い、更なるごみの減量化やリサイクルの普及啓発に取り組む。
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