■宮部一也議員
▽病児・病後児保育について
揖斐厚生病院内に設けられていた病児・病後児保育を担う施設「いびっこ」が、病院の移転に伴い事業終了となっている。今後、病児・病後児保育事業をどうしていくのか。検討中の子育て支援センターなどの移設に伴い新事業として立ち上げるのか。
▽町長
揖斐厚生病院の移転に伴い、病児・病後児保育の事業実施が不可能となったため、令和5年9月30日をもって施設を閉鎖した。現在は、近隣5市町と締結している協定により、11ケ所の病児病後児保育施設が利用可能となっている。子育てしやすい環境づくりを推進するためにも必要な事業であり、現在、整備を進めている揖斐厚生病院跡地を活用した、医療・介護・福祉・子育て支援の複合施設整備に併せ、病児・病後児保育施設の開設についても検討している。
一方で保護者の勤務先等によっては、近隣市町の施設の方が便利なこともあり、今後も近隣市町とも連携しながら、病児・病後児保育事業の充実に努めたい。
■國枝誠樹議員
▽休日部活動地域移行と「いびがわ地域クラブ」について
中学生の休日部活動の地域移行については、今年度地域クラブへの補助金が予算化され、令和8年度を目途に、地域合同クラブでの1種目1クラブ化を目標に進められている。
1 広域的な連携をもって子供たちの選択肢と未来を守っていかなければならないのではないか。
2 今まで先生が担ってきた指導は技術的な指導だけでなく、教育的側面からの指導、事務手続きなど多岐にわたる。今後の指導者にはどこまで求めるか。
▽町長
休日部活動の地域移行は、生徒数の減少や学校の小規模化に対応するとともに、教員の負担軽減も併せて図ることを目的に、持続可能な体制で運営できるようにするためのものである。
1 学校部活動の地域クラブへの移行については、本年8月からのスタートを予定しており、体制づくり等を計画的に進めている。
既に、軟式野球は、町内3中学校合同で部活動を行っており、地域クラブへの移行後も、一つのクラブとして活動することができる状態である。加えて、ソフトボール、柔道、サッカーについては、揖斐郡三町で合同部活動として活動しており、地域クラブへの移行後も、郡内で一つのクラブとして活動を続けることとなっている。
2 指導者には、当然に技術面の指導だけでなく、生徒たちの人間関係づくりや規範意識の醸成など、教育的側面にも配慮できる人材を確保するよう努めており、県公認の指導者ライセンスを取得していただくこととしている。加えて、令和6年度から提供が始まった「岐阜県指導者人材バンク」の活用や、揖斐川町スポーツ推進審議会において紹介があった現役大学生等の活用など、各種目でしっかりとした指導のできる指導者の更なる確保に取り組んでいきたいと考えている。
なお、大会の申込みや選手登録、生徒の引率といった競技指導以外の業務については、業務の内容により、指導者と保護者、事務局が役割分担しながら、それぞれに負担のない体制づくりに努めていきたい。
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