広木忠信(文蔵)は、江戸中期(元禄元年ころ)揖斐城下の三輪で生まれ、享保15(1730)年、この地で亡くなりました。その間、京都で山崎闇斎(やまざきあんさい)の学風を継ぐ若林強斎(わかばやしきょうさい)に学び、私塾「望楠軒」の塾頭を務め将来を期待されましたが、母に孝養を尽くすため帰郷し、医者をしながら学問に励んでいます。地元では、無名に近い人物ですが、師匠の祭文(弔辞)などによれば、学識も人格も実に立派な人物であったことが明らかになっています。
そこで毎年、命日に近い休日に、長源寺で簡単に墓前祭を営んだ後、広木忠信をはじめ郷土の先賢や文化財について学ぶ研修会を催しています。ぜひ、ご参集ください。
日時:9月29日(日)13時~16時
日程:
(1)広木忠信(文蔵)墓前祭 13時~13時15分
会場…長源寺(揖斐小学校の北100mに駐車場有)
・若林強斎作「広木忠信を祭る文」朗読解説 元小学校長 後藤章嘉先生
(2)研修会 13時30分~16時
会場…地域交流センター「はなもも」
・講話
*「揖斐川町『小島城』について~城の来歴を中心に~」元小学校教論 林芳樹先生
*「昭和天皇の谷汲行幸を振り返る」京都産業大学名誉教授 所功先生
主催・お問い合せ:揖斐川町文化財保護協会会長 高橋宏之
事務局 揖斐川歴史民俗資料館
【電話】22-5373
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