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村長室から

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岐阜県東白川村

暑さ寒さも彼岸までとは良く言ったもので、春分の日を境に随分と暖かくなってまいりました。日本人の心の豊かさは、この四季の移ろいを感じながら生活することによるといいます。温暖化や異常気象などで近年は悠長なことは言っておられない気象状況もありますが、まずは満開の桜を楽しみたいものです。

行政では第六次総合計画最初の年度である新年度をスタートしました。
令和5年度予算のなかで特に力を入れて予算編成した重点項目について説明してまいりますと、
(1)新型コロナウイルス感染症が感染症分類の上で5類に移管することを受けて、感染防止に引き続き注意を払いながら経済活動を活性化させ、コロナ以前の生活をいかに取り戻していくかということに傾注したこと
(2)人口減少対策として移住定住促進策を強力に進めていくこと
(3)労働力不足や肥料代、燃料代などの高騰とコロナの影響による販売量の減少や低価格に苦しむ木材関連産業、白川茶、米作り農家の支援を強力に進めること
(4)新たな子育て支援策として「すくすく成長祝い金」制度や自転車通学への支援等きめ細かい子育て支援を充実すること
(5)村の財政の健全性を保ちつつ、財政調整基金を活用して第三セクターの新世紀工房の長期借入金を金融機関から村への借入金に変更するための貸付を行い、金利負担と返済資金の軽減を図り、会社の営業活動の活性化を図ること
(6)小中学校の児童生徒全員にタブレット端末を配備することや、中学校の体育館の屋根の修理を行うなど教育環境の整備を進めること
(7)児童生徒数の減少に伴う教育効果の観点と保育園・小中学校の施設の老朽化に対する将来の負担の軽減化の観点から小中一貫校の検討を進めること
(8)人生100年時代を見据えた新たな健康寿命の延伸を図る施策の検討に着手すること

一方で財政規律の観点では、村の借金である村債を2億2,180万円に抑える一方で、返済額3億7,645万円を計上し、借入額を返済額より低く抑え借金が増えない予算といたしました。
このほか移住定住策の推進、集落支援機構の新たな創設、DX※政策への対応、環境にやさしい村づくりの推進、官民協働の村づくりの推進などを継続して実践し、第六次総合計画に掲げた持続性のある村づくりに邁進してまいります。

コロナウイルス感染症については、マスク着用の基準が緩和されたこと、5月8日から感染症の分類が5類になることなど、新たなステージに入りました。しかし新型コロナウイルスの感染性、病原性が弱まったわけではなく、卒業や進学・就職などで人流が活発になることや、5月の大型連休を控えていることなど、油断することなく桜や花桃が美しい東白川村の春を健やかにお過ごし下さい。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)デジタル技術による生活やビジネスの改革

令和5年4月
東白川村長 今井俊郎

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