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自治体の皆さまへ

村長室から

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岐阜県東白川村

新緑の中、風に揺れる朴の葉、水面で風にそよぐ早苗、鮮やかに芽吹いた茶畑。
どれも大切なこの村のふるさと資源です。

5月8日にはコロナ感染症が5類になり、本格的にコロナ後の生活が始まる6月となりました。
5月3日に行われた「つちのこフェスタ」は、前回までの反省から、駐車場やイベント参加を予約制に切り替えての開催でした。
好天にも恵まれて予想以上の参加者で賑わい、心配していた参加方法変更についてのトラブルもなく、皆さん笑顔で楽しんでいただけたことが何よりではなかったかと思います。今年はコロナ明けの4年ぶりの開催であるということと、31回も続いているイベントであることがマスコミ各社から大きく注目を浴び17社という多くの取材がありました。地元の新聞、テレビはもとより、今までになかったこととして北海道の新聞社、フランスのメディア、有名な国内の週刊誌などの取材がありました。ツチノコの存在についての報道よりも、イベントとしての価値を主題にして、これを脈々と続けてこられたことに対する評価があったからこそではないか思います。

SNSなどの書き込みも好意的なコメントがほとんどで、この報道による村の知名度のアップや関係人口の増加などの経済効果を専門家がどのように評価するか聞いてみたいものです。また、直接の経済効果として、会場内の屋台村の売り上げが約350万円、3日・4日の村内宿泊施設、道の駅、野菜村、白川茶屋など観光施設の売り上げを聞き取り調査したところ総合計1,000万円を超える売り上げがあったという報告でした。イベント開催にご協力いただいた関係者の皆様に深く感謝致したいと存じます。

5月7日には品評会用の茶摘み会、10日には美濃白川茶連の第1回共販会が開催され、いよいよ今年の東白川村での茶生産が始まりました。今年は大きな霜の被害は無かったものの、4月・5月に異常に暑い日と低温の日があったことなどにより、5月20日時点での生育状況はあまり思わしくないということです。今後の天候回復も期待し、良質な茶葉が適正な価格で取引され、各組合とも目標通りの生産量が確保できることを願うばかりです。

梅雨の季節となり豪雨や台風の災害、全国各地で頻発する地震災害などの発生が心配です。消防団、自主防災会、赤十字奉仕団の皆様のご協力もいただき、災害への備えをしっかりと行わなければならないと思っています。皆様も自分と家族を災害から守る行動ができるよう常日頃からの準備をお願いします。

令和5年6月
東白川村長 今井俊郎

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