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東白川村感謝の集い 年の瀬 お松さま祭り

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岐阜県東白川村

■12月17日(日)茶の里野菜村駐車場
村の4大イベントで今年の最後を締めくくるお松さま祭りが開催されました。1年の感謝の意が込められたもので毎年村内外から多くの方が来場します。今年も村の職人達が丹精込めて作ったしめ縄や門松等、迎春用品が並びました。午前8時半、越原神社神職による迎春用品のお祓いが行われ、イベント関係者と販売を待つ約50人が並びました。神事終了後、寒さに身を縮めながら待っていた来場者が一斉に動き出し、品定めをしながらお目当ての商品を買い求めました。「体力的にも山へマツやソヨゴを取りに行くことが難しいので助かっている」、「加子母は山へ行ってもマツがないので毎年買いに来ている」と、来場者にとって年末の欠かせないイベントとなっています。また今年は4年ぶりに大鍋が復活し豚汁が振舞われ来場者の体を温めました。

■新年を迎えるための準備
「ふるさとの年中行事(東白川村教育委員会発行)」によると、昔は正月の準備を12月13日に始めたとされています。「正月事始め」や「正月起こし」等と呼ばれ、この日に煤(すす)払い(大掃除)をし、年木(としぎ)(正月用の薪)を切り、餅をつき、しめ縄を綯(な)い、門松を迎える等、多くの準備を行っていたそうです。
※綯う…多くのひもなどを1本により合わせること

「しめ縄つくり」
しめ縄は神聖な場所と不浄な外界を区別するものとして用いられ、新年に間口に張ることで災いの神が内に入らないようにという意味を示します。飾り方は川の流れに沿って上流側に太い方が向くように飾ると言われています。また正月のしめ縄は特別なものであるため神聖なものを意味した「左綯い」で作られています。

「門松迎え」
「お松迎え」と呼ばれることもあり、正月を迎えるための大きな仕事とされています。門松の高さや太さなどは適当で、枝が三段や五段になった若松2本と同様のソヨゴ2本で一組を作ります。ソヨゴが用いられるのは一年中青々としていることから縁起の良いものとされているからです。

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