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自治体の皆さまへ

村長室から

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岐阜県東白川村

元日から能登半島を襲った地震。東白川村でも震度2を計測し、緊急地震速報やテレビを通じて避難を呼び掛ける緊迫した放送にお屠とそ蘇気分も吹っ飛び、緊張された皆さんも多かったのではないでしょうか。

改めてこの地震でお亡くなりになった多くの皆様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災された皆様とそれを支える行政の皆様のご労苦は察するに余るものがあり、できる限りの支援をしてまいりたいと思っております。
当面の支援といたしまして、岐阜県からの要請に従って中能登町と輪島市に支援を行うことになっており、人的派遣については既に1月15日から18日まで1名を中能登町に派遣し、1月28日から2月3日まで甚大な被害が報道されている輪島市に2名を派遣しました。
他にも保健師の派遣、災害廃棄物の処理といった支援にも要請が来ておりますので、状況を見て県と調整の上派遣してまいります。また物的支援としてブルーシートの要請がありましたので、防災備蓄品の中から提供してまいりたいと考えております。日本赤十字社の災害募金は役場窓口・道の駅・社会福祉協議会・白川茶屋に募金箱を設置し、お願いをしております。すでにご協力いただいた皆様も多数あるかと思いますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。
決して遠くはない北陸地方での災害です。
震度7の地震が本村を襲った時、行政がどのような対応をできるのか、村民の皆様の生命財産をどのようにして守るべきか、素早く復興していくためには今何が足りないのか、今回の地震を教訓にしっかりと検証しなくてはならないと考えています。

さて、例年1月から2月にかけては、次年度の予算編成の仕事に没頭する時期です。
頭を離れないのは人口減少対策と財政の健全化です。村民の皆様の期待にできる限り応え、少子化対策や子育て支援、地域産業への支援も継続、また職員の創意工夫でいくつかの新政策を予算化、あるいは新たな仕組みを導入してまいりたいと考えております。
人口減少は大都市以外の日本中の農山村・漁村の共通課題ですが、無策で消滅自治体への道を突き進むのではなく、小規模ながら活き活きと人々が暮らしているという気概にあふれた村づくりをしたいと考えています。

2月は冬から春への架け橋になる月です。流行拡大の懸念があります新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの感染防止に十分注意をしていただき、やがて訪れる春を待ちわびながら健やかにお過ごし下さい。

令和6年2月
東白川村長 今井俊郎

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