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自治体の皆さまへ

村長室から

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岐阜県東白川村

連日続く記録破りの猛暑、熱中症警戒アラートも一段階上の熱中症特別警戒アラートという警戒情報が出ることになりました。これは広域的に過去に例のない暑さとなり、人の健康に重大な被害が生じる恐れがある場合に発令されます。この特別警戒情報が出たとき、行政からは情報を速やかに伝え、自分と自分だけでなく周りの人を守る行動をとるよう要請します。また、空調の効いた公共施設をクーリングシェルターとして開放することになり、本村では村民センター内の「わくわくスポット」「神土ふれあいサロン」「五加交流サロンほほえみ」を指定して開放することとしています。本号が皆様に届くころには秋風も吹き、その必要性も薄れていることとは思いますが、来年のためにお知らせしておきたいと思い冒頭の話題としました。

次に8月8日に日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震をきっかけに、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて気象庁から発令されました。これを受けて消防庁が全国707の市町村に対して震度6弱以上の揺れなどが想定される地域を防災対策推進地域に指定しました。本村もこの推進地域に入りました。
巨大地震に熱中症、台風や線状降水帯による大雨、気の休まる日が無いというのが今年の夏から秋にかけての感想です。こうした大災害の時には役場の職員も被災することが十分予想されますので、言い古された合言葉かもしれませんが、まずは自分を守り、家族を守り、地域を守ることをいつも考えておいていただきたいと思います。いわゆる、自助・共助の概念です。

自然災害の脅威におびえながらも五加、中通・神付などの夏まつりや8月14日の東白川村夏祭りでは、地域の若い力を十二分に感じることができ、人口戦略会議の東白川村消滅論に対し「頑張る過疎地域」の確信が持てた各イベントでした。
特に東白川村夏祭りでは、小中学生や帰省の方々との「村長と写真を撮ると10ポイント追加」企画を用意していただき、多くの皆さんと親しくふれあうことができました。小学生の皆さんからは「村長さん、村長さん」と気軽に声をかけてもらい、日頃の疲れも吹っ飛び温かい気持ちで会場を後にしました。各イベントの準備から運営に携わっていただいた皆様方に心から感謝申し上げます。

9月も郷土歌舞伎公演や老人福祉大会、小学校の運動会などの行事が予定されています。巨大地震、台風への備えを忘れないようにしながら、残暑厳しい9月を乗り切っていただきたいと存じます。

令和6年9月
東白川村長 今井俊郎

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