下記の予定等は、状況により変更することがあります。
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■11月のカレンダー・イベント
■新着本紹介
▽白鷺烏近なんぎ解決帖
著者/田中啓文 発行/光文社
江戸時代の大坂でぼろぼろの屋形船を住まいとする白鷺烏近。客が持ち込む無理難題を知恵で解決する男だ。
▽世の中を知る、考える、変えていく
著者/飯田高 発行/有斐閣
「環境」「貧困」「テクノロジー」「ジェンダー」を軸に、社会科学4分野の特色、着眼点、着手の仕方、問題意識を伝える。
▽恐竜の学校
著者/小林快次 発行/ニュートンプレス
ティラノサウルスの強さの秘密って?鳥は恐竜の生き残りって本当!?おどろくべき恐竜の世界を、わかりやすく紹介。
▽あさごはんで世界いっしゅう
著者/アリス・B.マッギンティ 発行/汐文社
近い国、遠い国、どこにいても朝はやってくる。おはよう!ごはんの時間だよ。世界12か国の朝ごはんを紹介。
■今月のMINI GALLERY and THEME BOOK
・ミニギャラリー 「第61回白川町文芸大会入賞作品」 町文芸部会
・テーマブック 「円空」
■館長だより
▽円空展に向けて その3
円空展のポスターには佐見大寺の庚申堂にある青面金剛神(しょうめんこんごうしん)を掲げました。宝珠を捧げ、頭髪は怒髪。足元には三猿(見ざる聞かざる言わざる)がくっきりと彫られています。
青面金剛神というのは庚申信仰のご本尊で、奇病を流行させる鬼神であり、それを避けるために、お像をつくって祈るようになったそうです。猿は庚申の「申」が干支の「サル」であることから庚申様の使いといわれます。この三猿は「自分たちの罪状を見聴いたり、天帝に告げたりしないでほしい」との願望を表現しているのだそうです。
円空作としてこれまでに確認されている16体の青面金剛神のうちの3体が白川町にあり、所有者の方々の特別展へのご厚意で、各地区3か所で祀られている全てが展示されます。訪れた白川の村々で、難病平癒・安心立命を願う山村の人々のためにと祈りながら彫り上げたのでしょう。黒光りした観音菩薩像は、何百、何千人の肌に触れたためだと町の文化財の由来に記されていました。
円空さんの細工の巧妙さと施しの心、ご先祖の厚い信仰心、貴重な宝が伝えるものを感じていただけたらと願っています。
開館時間:
平日 午前9時~午後7時
土・日・祝日 午前9時~午後6時
本の除菌機をご利用ください。
問合せ:美濃白川楽集館
【電話】74-1022
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