■ふれあいセンターの変遷を振り返る
○町村合併と支所・出張所の配置
昭和三十一年に町村合併した際、新しく白川町役場となったのは、和泉の旧白川町役場でした。またほかに、旧蘇原村、黒川村、佐見村の役場はそのまま地区の「支所」として活用され、また坂ノ東にあった支所は「出張所」として存続することになりました。
○庁舎の移転と増築
昭和三十三年に新しい役場庁舎が完成して業務が開始されると、河岐にできた本庁と距離が近くなった坂ノ東出張所は廃止され、昭和四十一年には二階建ての庁舎に三階部分が増築されました。
昭和四十二年には老朽化した佐見支所が新築し移転され、昭和四十四年には蘇原支所が地域活動の場を兼ねた総合施設として新築、四十五年には明治の風趣を残した黒川支所が機能的に陳腐化したとして取り壊され、同所に黒川総合センターが新築されました。
昭和五十五年に役場庁舎の二回目の増改築を実施し、平成元年には役場庁舎の分館が新設されました。
○公民館施設の需要の高まりとふれあいセンターの設置
住民主体の活動があらゆる分野で活発になり、公民館施設の需要が高まる中、平成二年には黒川に農村総合整備モデル事業により「農村環境改善センター」が新築され、支所機能と共に地域住民活動の拠点としての役割を果たすことになりました。また、平成四年には蘇原に「蘇原地区公民館」が新築されたほか、平成八年には山村振興農林漁業特別対策事業により佐見に「佐見公民館」が新築され、共に合わせて支所機能が設置され、「ふれあいセンター」として発足すると、平成十三年には「支所及び出張所設置条例」の改正により、3つの支所は出張所とされ、公民館長は出張所長を兼ねることとなりました。
そして、少し遅れた平成十八年に白川北ふれあいセンターが完成し、町内5地区すべてに公民館が設置されました。
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