楽集館だより

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町立図書館　開館20周年

下記の予定は、状況により変更することがあります。
すぐメール・ホームページなどでご確認下さい。

■6月のカレンダー、イベント

■お知らせ
▽「おはなしのじかん」は絵本との出会いを応援します
楽集館では、「おはなしのじかん」に、絵本や紙芝居、大型絵本などの読み聞かせを行っています。
申し込みは不要ですので、気軽にご参加ください。

・日時：毎週土曜日午前10時30分から
・場所：楽集館2階おはなしのへや

■新着本紹介
▽殺戮の狂詩曲
著者/中山七里　発行/講談社
老人ホームで発生した、凶悪殺人事件。弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める企みとは?

▽88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所
著者/多良美智子　発行/すばる舎
お気に入りの器でひとりの食事も豊かに。著者が、超お手軽料理と食事の時間を楽しむ工夫を紹介する。

▽さよならのたからばこ
著者/長崎夏海　発行/理論社
生まれ育った島を出て、明日東京へ引っ越す小学2年の美波。遊んでいた友だちとさよならするための大事な一日を描く。

▽へんしん!いろいろれっしゃ
著者/ふくながじゅんぺい　発行/交通新聞社
「いろいろれっしゃ」が、進んでゆくと…。あら不思議!列車の色が、緑や赤などに大変身。きみは何色列車が好きかな?

■今月の
・ミニギャラリー「活動報告展」美濃白川ライオンズクラブ
・テーマブック「この夏の読む、学ぶ、究める」

■館長だより
▽紫陽花のものがたり
梅雨の六月。手まりのような青い紫陽花は、雨の日をぱっと明るくしてくれるようです。
牧野富太郎採取の「ヒメアジサイ」の標本を冊子で見たことがあります。館内にある『江戸花図鑑』をめくると、描かれているのは日本古来の原種であるという額紫陽花でした。「ヒメアジサイ」の花は手まりのように丸い。牧野博士は昭和3年に、それを長野県の戸隠山の近くにある民家で発見したのだそうです。調べてみるとホンアジサイとエゾアジサイの交雑種と考えられるのだそうです。
朝井まかての「先生のお庭番」という小説の中で出島の薬草園で園丁として働く主人公熊吉が、林の中に群生する山紫陽花の中に、毬のような形の花があるのを見つけ、持ち帰った変種にシーボルトが眼を瞠る場面があります。
月刊誌でたまたま目にしたシーボルトの「日本植物誌」の中の紫陽花は、青くて丸い花の形をしたものでした。そして図の下に英字の大文字でハンドランジア、その横に小文字で「オタクサ(お滝さん)」と記されていました。断ち難い思い人を託されたのは美しい紫陽花の花でした。雨の雫がしたたる風情ある姿は、「あと少しで夏」を知らせています。

・本の除菌機をご利用ください。

問合せ：美濃白川楽集館
【電話】74-1022
開館時間　平日　午前9時～午後7時　土・日・祝日　午前9時～午後6時