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自治体の皆さまへ

[特集] 地域防災に取り組もう!!(1)

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岐阜県白川町

地域を知って共に助ける

広報しらかわ6月号の発行に合わせて、自治会ごとにハザードマップが配布されています。手元に届きましたら、自分の住む家の周辺で危険な箇所はどこなのか、近隣で危ない場所に住んでいる人はいないかを確認して、自分とご近所さんと地域みんなで防災意識を高めておきましょう。

【自助と共助で地域を守る 「地域での防災訓練」のあり方とは】
近年の日本では、異常気象が原因とされる記録的な豪雨災害が頻繁に発生し、被害の大きな土砂崩れや河川の氾濫などの災害が多くなっています。白川町でも令和2年7月や令和3年8月には、大雨の影響で飛騨川と白川の合流地点では川の水が逆流するバックウォーター現象が発生するなど、住宅の浸水被害も発生しています。
山間地域である白川町では、降雨量が多くなると河川の氾濫や土石流の危険が高くなりますが、地域によって地形や環境が異なるため、想定される災害の種類や規模も様々です。そのため、昨年度から自治会や企業などに防災アドバイザーを派遣し、地域の特性を把握して起こりうる災害を予測してその対策を行う「地域での防災訓練」に取り組んでいます。
自治会ごとにできる防災には、避難所や情報伝達の確保や防災グッズの備蓄のほか、準備したものを活用できるように確認する防災訓練などがあり、これらを地域の皆さんで行うことで、協力して助け合う「共助」の体制を作ることができます。雨季直前のこの時期に自分のことを守る「自助」と併せて、地域での防災を考えてみましょう。

【地域での防災訓練で防災意識を高めよう!】
◆防災アドバイザーが出張してお手伝いします!
昨年度から「地域での防災訓練」の開催を希望する自治会や企業などに対して、防災アドバイザーを派遣しています。新たに防災訓練を企画することは大変なことですが、防災アドバイザーが様々な講座や訓練の実施をお手伝いします。
美化作業やちょっとした行事の際など、地域の皆さんが集まるついでに防災訓練を企画してみませんか。

▽令和4年度に開催された防災訓練
・AED・消火栓の取り扱い講習
・避難訓練(保育園)
・防災講話
・図上訓練(DIG)
・地区防災計画の点検

◆地域のみんなで防災意識を高めましょう!
▽防災知識を学ぶ
・災害の種類と備え方
・避難の方法と防災計画
・災害情報を確認する方法
・地域での防災訓練

▽身を守る方法を体験する
・避難の訓練
・消火栓の取り扱い訓練
・AEDの取り扱い訓練
・情報の伝達訓練

▽身近の状況を確認する
・近隣住民との関係構築
・危険箇所を点検
・避難所とルートを確認
・備蓄品を確認

~防災アドバイザーから一言~
【地域防災に取り組んで一緒に災害に備えましょう】
昨年から町民の皆さんとの防災活動に携わる中で、改めて皆さんの人を思いやる温かさや郷土愛に触れ、いざという時も声を掛け合い手を差し延べ大切な命を絶対守るという意志を感じることができました。防災に対して最も重要なことは、この心の連帯と自然災害の猛威を忘れないことです。地球温暖化に伴う自然の猛威は想像を超え、南海トラフ巨大地震の発生確率も日々高まっています。
地域で一体となって、実際に安否確認や消火、応急手当が体験できる訓練や図上訓練「DIG」、家具の転倒防止、備蓄品を古い方から消費する「ローリングストック」などの備えを実践して参りましょう。
防災アドバイザー 鈴村眞人さん

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