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自治体の皆さまへ

町立図書館開館20周年 楽集館だより

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岐阜県白川町

下記の予定等は、状況により変更することがあります。
すぐメール・ホームページなどでご確認下さい。

■9月のカレンダー・イベント画像

■お知らせInfo
○ふれあいセンター図書室の本について
各地区ふれあいセンターにある図書室の本は、毎月楽集館から入れ替えに行っています。ミステリーや時代小説、趣味や育児の本、大活字本、絵本など様々な本を並べています。
どうぞご利用ください。

■新着本紹介
○絵師金蔵赤色浄土
著者/藤原緋沙子 発行/祥伝社
金蔵は、江戸で狩野派に学び国元絵師になる。「絵金」と呼ばれた、艶やかな色彩で見る者を虜にした異才の激動の生涯を描く。

○60歳からの「紙モノ」整理
著者/渡部亜矢 発行/青春出版社
レシートや郵便物から、本や雑誌、手帳や日記、写真、土地の権利証まで、捨てるに捨てられない紙の片づけ方を紹介する。

○真昼のユウレイたち
著者/岩瀬成子 発行/偕成社
あの子、幽霊なのよ。日常の中で、ふと幽霊に出会う子どもたち。どこかおかしくて、切ないゴースト・ストーリー。

○こしたんたん
著者/りとうようい 発行/絵本館
草むらに息をひそめて隠れているトラ。目の前の水たまりには、ウサギやシカ、ウシまで水を飲みにやってきた…。

■今月の
・ミニギャラリー「ドライフラワー from my garden」 河東大岩美穂子さん
・テーマブック「ようこそ!図書館・図書室へ」 MINI GALLERY and THEME BOOK

■館長だより
円空展に向けてその1

「円空」 土屋常義
真っ暗なかたまりが
お堂の隅に忘れられて
だれも得体がわからなくて
三百年も捨てられていた仏
深山で滝にうたれ
心を洗い窟に住み
血みどろの行(ぎょう)をつんで
諸国を遍歴した円空
弊衣をまとい貧しいを歩き
仏を刻み衆生済度に生き抜いた円空
孤島のまん中
岐阜に生まれ
苦行して生み出した仏
心の底からほほえんでいる円空仏
天に向かって怒りを吐き出している円空仏

この詩を書かれた土屋常義氏は、戦前から円空仏の研究を始められ、最初の研究書を著された学者で、その熱意から円空仏が知れ渡るようになったと最近知りました。
何年も前、和泉の薬師堂で初めて円空仏を拝観し、お堂の前の円空さんが通った道に立った時、前方に袈裟姿で笠を被った僧の後ろ姿が見えた気がしました。
円空さんが歩き、逗留した白川町で多くの円空仏が守られ続けています。所有者のご協力のもと、楽集館ではこの秋「白川町の円空展」を開催いたします。

本の除菌機をご利用ください。

開館時間:
平日午前9時~午後7時
土・日・祝日午前9時~午後6時

問合せ:美濃白川楽集館
【電話】74-1022

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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