新年あけましておめでとうございます。町民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。旧年中は、町政諸般にわたり特段のご理解ご協力を賜り、改めて感謝申し上げます。
振り返りますと、昨年の夏は今までに味わったことのないような猛暑に襲われました。役場の気象観測では、最高気温35度以上になった日が29日ありました。一昨年が12日、その前年が5日でしたから、昨年の異常さがわかります。また、7月には東黒川地区を中心に大雨による災害が発生しましたが、その後渇水となり、7月から9月の雨量は例年と比べ半分以下、水稲の出穂時期に心配されるほどでした。日本の「四季」は、暑さと寒さの「二季」になったと言われますが、今後もこういった状況は続くと思われます。
新型コロナウイルスは、決して終息したわけではありませんが、昨年には以前の日常が戻ってきた感じです。地域の祭典や催事での飲食など、完全とまではいきませんが復活を遂げています。しかしながら、自粛を余儀なくされた期間はあまりにも長く、復活しようにもできないもの、その方法を変える必要に迫られたものなど様々です。コロナウイルスは人の考え方も変えてしまった気がします。
国道41号の「上麻生防災事業」による工事は、国の予算を順調に確保いただき、近い将来トンネル工事が着工される見込みです。関係する期成同盟会の会長の重責をいただいておりますので、今後とも早期の完成に向け要望を続けてまいりますが、資材や人件費の高騰もあり、当初の予定より大幅な増額となることが予想されます。
この状況は報道にもあるように、大阪・関西万博の建設費用の高騰も然り、本町でも庁舎、学校と大規模な建設事業を控え、心配されるところですが、様々な工夫を凝らしながら事業の推進を図ってまいります。
令和6年は甲辰の年。甲辰は「成功の芽が成長し、姿を整えていく」といわれています。
皆様にとって、今までの努力が実を結ぶ素晴らしい年になりますようお祈りします。
白川町長 佐伯 正貴
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