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特集 白川町の森林にせまる

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岐阜県白川町

白川町は、面積の約88%を森林で覆われており、その約57%が人工林となっています。そこで産出されるヒノキ材は「東濃ヒノキ」として高い評価を受け、古くから林業や建築業、木材加工業が盛んな町です。
また、町有林では国際的な認証規格であるFSC(R)森林認証を取得し、水源の町としての責任ある森林の保全と、効率的で計画的な木材生産による森林資源の有効活用を行っています。
※岐阜県グループ(FSC(R)C004268)

■植える
生態系を崩してしまわないよう、その土地にあった樹種を選定し植栽を行います。
植栽木が獣害に遭わないよう保護を行い、植栽を行った後に、植栽木が他の樹の勢いに負けないよう下刈りを行います。

■育てる
木が込み合って成長を阻害しないよう適切な時期に枝打ちや間伐を行います。
間伐した木のうち、形状の良いものは木材として利用するため搬出して出荷し、そうでないものは林内で土留めなどに利用します。

■収穫する
伐採適齢期となった木を皆伐して出荷します。適切に管理された森林では良材が多く出荷できるため、のちの木材加工産業に大きく寄与します。
皆伐した後は立木のない裸地になってしまうため、新たに植栽を行い、循環的に森林を管理していきます。また、適切に管理された森林で皆伐した木材は、主に住宅用材として活用されています。

■出荷する
◇新庁舎使用の木製品
町内産木材を現在建設中の庁舎の構造材としてだけでなく、庁舎内に設置予定のベンチなどにも活用します。

◇つみマスくみマス
町内産東濃ヒノキを活用した積み木で、町内・町外を問わず、多くの方に遊んでいただいています。

■森とふれあう、こころも育つ 開催されたイベント情報
◇岐阜車体の森(企業の森)活動
和泉地内にある白草町有林では、岐阜県各務原市にある岐阜車体工業株式会社と連携し「岐阜車体の森」として、森林整備や木育といった活動を行っています。
この活動は令和7年度で15周年を迎え、益々の発展が期待されています。

◇山と水の体験学習(笠松町交流)
白川町と岐阜県笠松町は平成8年に「災害時における相互応援盟約」を締結し、それぞれの地域の特性を生かして友好を深めてきました。
その一環として森林体験学習や木工を通して、白川町の森林を知っていただく活動を行っています。

◇森・川・海 思いやりの森造成運動(三重県漁連交流)
三重県漁業協同組合連合会及び周辺の関係団体、桑名市立城東小学校の児童の皆さんと白川町及び白川町森林組合が連携し、和泉地内にある笹平町有林の森林整備や植栽活動を行っています。
また、三重県内の浜辺では清掃活動も行っています。

■伐採届を出していますか?
森林の所有者または委託等を受けている方(立木の権限を有する人)が樹木を伐採する場合は、森林法の規定により伐採をする90日から30日前に伐採届を提出することが義務付けられています。また、特別な事情がある場合を除き皆伐を行った後の植栽も行わなくてはなりません。
なお、伐採した立木を市場等で売り払う際にも適法に伐採された立木であるかの確認を行う場合があります。例として、届け出が必要となる場合は以下のとおりです。

1.立木を1本でも伐採する場合
※枝打ちや雑木等の除伐を行う場合は、必要ありません。
2.森林法に規定する5条森林内で伐採を行う場合

その他、森林経営計画を樹立している場合や伐採する森林が保安林である場合等については、手続きが異なる場合がありますので、ご不明な場合はお気軽に農林課林務係(内線277)までお問い合わせください。

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